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カテゴリ:お寺の山門再生工事( 4 )

お寺の山門 再生工事―4

屋根の野地仕舞いが終われば、次はいったん下ろした瓦を葺き直す作業です。
屋根の加重を軽くするために今回は土を乗せませんので、瓦を固定するのに一枚ずつ穴を開けてステンレスの釘で止めるようにします。
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まず軒先に「敷平(しきひら)」を葺きます。敷平とは「軒瓦・平唐草」の下に使用する瓦で、軒瓦の補強や勾配戻し、軒裏を美しく見せる働きがあります。
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妻側の「箕甲(みのこう)」の部分は「平唐草」の上に、雨水が破風側に流れるように水返しがついている「にの平」という瓦を葺きます。ずれないように銅釘を打ち、銅線でくくります。
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次に1枚ずつステンレスの釘で止めながら「平瓦」を葺き上げていきます。
「箕甲」の部分は「にの平」の上に黒い「南蛮しっくい」をのせ「掛巴(かけともえ)」と言う丸瓦をのせ銅線でくくります。「巴」とは水が渦巻くような模様を言います。
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「平瓦」が葺き上がると「平瓦」の間に「南蛮しっくい」をのせ、「素丸瓦」を葺いていきます。この瓦も銅線で1枚ずつくくり、ずれないようにします。
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最後は「組棟」の仕上げです。
まず鬼瓦をのせます。「素丸瓦」と「素丸瓦」の間に蟹の甲羅の方にをした「かに面戸」をいれ、「のし瓦」を積み、「菊」呼ばれるまさに菊の模様の瓦や半円形の瓦を組み合わせた「輪違い」といわれる瓦を用いて、「組棟」が仕上がっていきます。
最後に棟の最上部に「冠瓦・素丸瓦」がのせられ仕上がります。
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山門再生完了。
生まれ変わり、これからもお寺の顔として働いてくれます。
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by y-tukide | 2009-07-25 10:54 | お寺の山門再生工事

お寺の山門 再生工事―3

さてこれから「建て方」です。「建て方」は解体のときの逆の手順で行っていきます。
改修前、柱は礎石の上にただ乗っていただけでしたが、今回、瓦屋根の加重を減らすために、土を乗せないことにしましたので、総重量が軽くなったことにより、柱がずれる可能性があるので「ダボ」(ずれを防ぐために埋め込むほぞ)をつけることにしました。   
「ダボ」は強くて腐らないように35mm角の真鍮(しんしゅう)を使用しました。
また、柱の小口が直に水に触れないように20mmのパッキンをつけました。このパッキン自体は柱の根元を銅板で化粧巻きするので見えることはありません。
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まずは4本の柱を立て、「ぬき」「まぐさ」を組みます。
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4本の柱が「ぬき」「まぐさ」で組まれ、位置が決まると4箇所にかけたジャッキをじょじょに下ろしていきます。そして柱のほぞが「冠木」「梁」のほぞ穴にささり骨組みが一体となります。
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骨組みが固まると次は屋根です。
まず化粧垂木をながし、化粧野地板を張ります。その上に「野垂木」をてらし(そらす)ながしていき、野地板をその上に張ります。
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妻側の先が折れて下がっていますがこれは「箕甲(みのこう)」と呼ばれる部分で屋根の納まりではちょっと難しく技術がいる部分です。
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by y-tukide | 2009-07-18 11:05 | お寺の山門再生工事

お寺の山門 再生工事―2

この日は、「薬医門」の4本の柱を取り外すために、4箇所にジャッキをかけて徐々に上げます。
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本柱が外れるところ。柱のほぞは「冠木」(かぶき、正面の2本の本柱の上にかかる横架材)とその上に架かる梁を抜く「重ねほぞ」になっています。
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取り外された柱とまぐさ。
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前右側の本柱の「重ねほぞ」に対し、前左側の本柱のほぞは継がれていました。
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揺れに対して力を発揮すべき「ぬき」の穴がかなり傷んでいました。これでは「ぬき」は利きません。
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加工場での大工の作業。
根元が腐っていた柱は「金輪継ぎ」という継ぎ手の方法で「根継ぎ」をします。根継ぎの材料は水に強く、虫に食われにくいケヤキの赤身を使用します。

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「かきや」でたたきながら横から「くさび」を打ち込み、組み固めます。
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古い「ぬき穴」は切り取ったケヤキの古い柱材で「埋め木」し、新たに「ぬき穴」を掘ります。
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by y-tukide | 2009-07-11 10:30 | お寺の山門再生工事

お寺の山門 再生工事―1

宇治に薗林寺(おんりんじ)と言う浄土真宗のお寺があります。本堂は京都の本能寺の書院を移築した建物で、これまでに当社は屋根や床などの修理をさせていただいています。
今回、「薬医門」の山門を改修させていただくことになりました。この山門も移築されたもので、移築時にも柱は「根継ぎ」(柱の根元の朽ちた部分を切り取り、新たに継ぐ)されていたのですが、その後風雨にさらされる中で、本柱(正面の太い柱)の根元も朽ち、貫も緩んでいて門全体がかなり傾いた状態でした。今回、お寺と檀家さんたちの思い入れで、改修し再生することになりました。

小さいながらも歴史を感じる姿がきれいな「薬医門」。
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移築のさいに「根継ぎ」されたと思われるケヤキの本柱。
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本柱の上にかけられたケヤキの「冠木」(かぶき、正面の2本の本柱の上にかかる横架材)や梁はかなり虫に食われているとはいえ、構造的にはしっかりして、十分に使えます。

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「本瓦葺き」の屋根瓦も再利用するために丁寧におろします。

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屋根のてらし(そり)具合を測っているところ。

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屋根瓦をおろした後は野地板をはがしますが、屋根をてらすために、下から見える「化粧垂木」と野地板の上に「野垂木」がある2重構造になっています。
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by y-tukide | 2009-07-07 16:26 | お寺の山門再生工事