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「男山の家」構造見学会

2月25日(土)・26日(日)の両日、お客様のご厚意により、25日は京都府八幡市で「男山の家」構造見学会、26日は滋賀県野洲市で「野洲の家」住まい手さんのお宅見学会を開催させていただきました。

私は、25日の「男山の家」の見学会に行ってきました。この日も構造見学会にも関わらず多くの皆様にお越しいただき、スタッフ一同大変感謝しています。

改めましてお施主様、参加者の皆さんにお礼申しあげます。

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この建物が建つ男山には、昨年国宝に指定された日本三大八幡の一つ「石清水八幡宮」があります。

男山は、桂川・宇治川・木津川が三川合流し淀川となる地点に位置し、淀川左岸には京都と大阪を結ぶ「京街道」が走り、右岸には京都と西国を結ぶ「西国街道」が走る交通の要衝の地です。また対岸には戦国時代、羽柴秀吉と明智光秀の天下分け目の合戦の地として有名な天王山がそびえ京の都を制する上で軍事的にも重要な拠点でもあります。

以下の石清水八幡宮の写真は、3年前に「京街道」の淀宿と枚方宿の間にある遊里があった橋本かいわいを歩いた時に立ち寄った時の写真です。

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ご神木の楠。

楠正成が必勝を祈願し奉納したといわれています。樹齢は700年だそうで京都府の天然記念物に指定されています。

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境内には、世界の発明王エジソンの記念碑があります。エジソンが白熱電球に八幡の竹を使用したのが縁です。

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男山周辺には、今もよく整備された竹藪があります。

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この日、私は見学会場を早めに上がり近くにある「松花堂庭園」に向かいました。

ここは江戸時代の文化人であった松花堂昭乗ゆかりの庭園で、京都・洛南の名園で国の名勝に指定されています。ここを訪れるのは2度目です。

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江戸時代の初期の寛永年間、芸術文化が花開いたとき、この文化形成に大きな役割を果たし、文化人の中心になったのが「書画」「茶の湯」「和歌」に秀でた松花堂昭乗です。

当時、石清水八幡は神と仏合わせて祀る神仏習合で境内には、最盛期60近い宿坊()があったそうで、昭乗はその宿坊の一つに社僧として住んでいましたが、晩年、「松花堂」と名付けた「方丈(ほうじょう)」に住み生涯を閉じたそうです。

明治に入り、神仏分離で宿坊はすべて撤去され、その時松花堂は明治の中ごろ現在の地に移築されました。

草庵茶室「松花堂」

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「方丈」とは、丈(じょう)10尺、約3m四方の建物です。

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庭園内の梅は満開でした。

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正月以降、仕事や何やらであわただしく日々を送ってきて、この季節が来たことをここに来て初めて気づきました。

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ちなみに「松花堂弁当」の由来は、昭乗が農家の種入れとして使われていた、箱の内側を十字に仕切った器をヒントに、茶会で使用する煙草盆や絵の具箱として使用したそうです。

それを日本料理の吉兆の創設者が、四つの切箱を懐石弁当にしたのが世に広まったものだそうです。

庭園内には、京都吉兆の店があります。さすが吉兆いい値です。

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by y-tukide | 2017-02-27 15:47 | 見学会・イベント

建築家中村好文さんと堀部安嗣さんの建築展に行く

2月15日、私が所属する「協同組合もくよう連」の例会で、現在東京で開かれている建築家中村好文さんと堀部安嗣さんの建築展に行ってきました。

堀部安嗣さんの建築展「建築の居場所」は、東京の青山にある「TOTOギャラリー・間」で2017120日~319日で開催されています。

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2016年の建築学会賞を受賞された「竹林寺 納骨堂」のパネルと模型。

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2012年に竣工した「イヴェール ボスケ」。

石川県加賀市の田園風景の中に建つ洋菓子とカフェの店、シンプルな方形の建物です。

模型は、この日のために店主とスタッフがチョコレートで作られたものです。

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ギャラリーの隅に置かれたドラム。堀部さんは、高校のとき吹奏学部でドラムとパーカッションを演奏されていたそうです。

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この日は、堀部さんも駆けつけてくださり説明などを聞くことができました。

堀部さん曰く、建築を音楽にたとえ職人さんは演奏家、現場監督は指揮者、建築家は作曲家、そして施主さんは観客とのことでした。

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この後移動し、中村好文さんの建築展「建築家×家具職人コラボレーション展」向かいました。場所は竹中工務店東京本社です。

20161214日~2017225日まで開催されています。

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中村好文さんは、建築家であり家具作家でもあります。

今回の建築展は中村好文さんと3人の家具職人、横山浩司・奥田忠彦・金澤知之氏とのコラボレーション展です。この企画は前回、神戸の竹中道具館でも行われました。

私は、中村さんとは大変親しくさせていただき、これまでに5軒仕事を一緒にさせていただきました。現在も京都の東福寺近くで新築工事をさせていただいています。

昨年の7月に中村さんともくよう連の仲間達と行った韓国の旅は、楽しかった思い出です。

この日、中村さんもギャラリ―に駆けつけてくださり参加者に相変わらずのユーモアを交えた話をしていただきました。

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最後に中村さんと堀部さんを交えての懇親会、大いに盛り上がり皆さん大満足でした。

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by y-tukide | 2017-02-21 10:34

2.11奥村まことさん一周忌

OMソーラー(空気集熱式パッシブソーラー)の考案者であり、東京藝術大学名誉教授、建築家、家具作家と多彩な才能の持ち主であった奥村昭雄先生が逝去されて5年になります。

そして奥村先生の奥さんであり、林雅子さんらと共に日本の女性建築家の草分け的存在であった奥村まことさんがお亡くなりになって早1年になりました。

その命日である2月11日に東京の中村橋のご自宅で旧木曽三岳奥村設計室の元所員の方々を中心に親しい仲間たちが集まり一周忌の会が行われ、私も参加させていただきました。

その日は、前日からの寒波で早朝、自宅のデッキにはうっすら雪が積もり、東海道新幹線は滋賀県に入ると一面の雪景色、米原付近では徐行運転。

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名古屋を過ぎるとこちらは快晴、頭に雪を抱いた富士山を車窓から眺めることができました。


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一周忌の会は、昼12時から夕方4時ごろの間に自由にお立ち寄りください、というご案内だったのですが、10時半から自宅敷地内にある旧木曽三岳奥村事務所で「奥村フォーラム」の会議をしました。

「奥村フォーラム」とは、お二人の偉業や物の見方考え方などを次世代の人達に伝え、残していこうと9名の有志が集まり立ち上げたものです。

これまでに行った企画として、奥村先生が考案された太陽熱を利用した空気集熱式ソーラーシステム「OMソーラー」の開発に至るまでの歴史と苦労話を奥村事務所の元所員であった建築家の丸谷博男さんやOMソーラー協会を立ち上げた小池一三さんに語っていただきました。

現在奥村フォーラムでは、旧奥村事務所に残された図面やスケッチ、ノートなどをデーター化するため、東京藝大の方に協力をいただき作業を進めています。

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そして12時、一周忌の会が始まりました。

会の始まりは餅つき。

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この臼と杵は、ここの庭に生えていたケヤキの木を伐つた時にそのケヤキを使って奥村先生が2005年、脳梗塞のリハビリ期にコツコツ削って製作されたものだそうです。

この日、餅は三臼つかれました。

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そのつきたての餅や手作りの料理を酒のあてに皆さん盛り上がります。

酒は、皆さんの持ち寄りです。

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庭ではこれも奥村先生手作りのレンガ積みの炉で鳥の丸焼きとローストビーフが焼かれました。

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この日は、奥村夫妻の蔵書の古本市も行われました。
この収益金は、図面等のデーター化のための費用の一部に充てられるそうです。

私は、幸運にも昭和57年に編纂された「日本の町並み」という貴重な本を購入することができました。

この本を手に好きな街道歩き、町歩きがまた楽しめます。

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会終了後は、関係者が旧奥村事務所に移動して打ち上げ。

お二人の思い出話など、酒もまわり大いに盛り上がりました。

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その関係者に、娘さんの奥村まきさんからお土産としてお二人の遺品をいただきました。

私は、硯を。

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楽しい会になりました。人が集まることが大好きだったお二人、きっと天国からそっと参加されていたことでしょう。

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by y-tukide | 2017-02-14 13:17 | 奥村先生とまことさん

越前海岸を行く ―その2―

正月明けの連休、妻と福井県の越前海岸に行ってきました。

というのも3年前の年末に朝日新聞の夕刊に連載されていた「海の轍(わだち)」という記事で越前町の小樟(こころぎ)という所にある「えいぜん」という食堂を知り、2年前その記事で紹介されていた越前ガニの雌の「せいこガニ(こっぺ)」の「せいこ丼」を食べたのですが、その味が忘れられず今回妻をさそい行きました。

一昨年初めて食べたせいこ丼、せいこガニを2杯ほど使い、ぷちぷちした卵の触感とカニみそや身の甘みが絡み合い絶妙の味です。

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ところがせいこガニの漁期は、11月初めから12月末までの2か月だそうで、前回と同じ時期の1月初め行ったのですが在庫が少なく、せいこ丼はメニューから外されていました。

わざわざここまで来て食べられず愕然としたのですが、頭を切り替え新鮮な冬の日本海の魚をいただくことにしました。

一品目は海鮮丼。

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二品目は、ツブ貝と越前カレイの活造り。

越前カレイは、越前ガニと並ぶ2大ブランド、活造りは地元でしか食べられない漁師料理です。

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越前カレイの皮はから揚げにしてくれます。

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そして3品目は、大きな車エビのフライ。

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目的のせいこ丼は残念でしたが、日本海の幸を味わい妻も満足。

店と隣接する小樟(こころぎ)漁港。

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そのあと天気は悪かったのですが、越前岬にある「水仙ランド」に向かいました。

この時期、越前海岸の越前岬あたりでは海に面する山肌に、水仙の花が咲き誇ります。

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越前海岸名物の「越前水仙」、一昨年に来たときは年明けからの大雪と強風で葉や茎がたおれ花が落ち、花畑は大きな被害を受けていました。

今年は、被害もなく見ごろをむかえていました。

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この日は雨が降ったりやんだりの天気でしたが、風は無く波静かで穏やかな冬の日本海でした。

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by y-tukide | 2017-02-06 10:37