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城陽市「上大谷の家」完成見学会―自然素材を使った大規模リフォーム―

34年の木造2階建住宅が、ご夫婦と3人のお子さんが安心して暮らせる、自然素材に包まれた健康的な家に生まれ変わりました。

そして78日(土)・9日(日)の両日、お施主様のご厚意により引き渡し前の完成見学会をさせていただきました。

今回も大変多くの皆様にご参加いただきスタッフ一同感謝しています。

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改修前の外観。

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改修後の外観。

車がもう一台入れられるように前庭を撤去し駐車場を新たに設けました。

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駐車場を新たに設けることにより、玄関の位置を変えました。

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改修前の玄関ホール。

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改修後の玄関。

玄関土間に玄関収納を設けました。

玄関収納からはキッチンにもつながり、家人にとって便利な動線を確保しました。

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改修前は、DK、リビング、広縁と三つに部屋が仕切られていました。

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改修前は区切られていた3室の間仕切り壁をなくし20畳のLDKとしました。

LDKに設けた大きな窓からは、庭が望めます。

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リビングの一角にPCカウンターを設けました。

床は楓(メープル)材のフローリングで、壁は調湿性・脱臭性の高い湯布珪藻土で仕上げ、天井の一部は吉野杉を張りました。

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リビングに隣接する和室。壁・天井の仕上げは、和紙張りです。

寝室として活用される予定です。

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南側に面する和室には、物干し用のウッドデッキがあります。

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和室からも洗面・脱衣場・浴室・トイレにつながります。

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階段室に本棚を設けました。

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34年目にして耐震性・断熱性も向上し生まれ変わったこの家が、これから新たに30年、40年と住み継がれていくことを思うと、設計施工した工務店として冥利に尽きます。

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# by y-tukide | 2017-07-10 16:07 | 見学会・イベント

常滑 散歩

常滑(とこなめ)は、愛知県の知多半島の中央部に位置し、中世から現在も生産が続く代表的な窯である日本六古窯(知多・瀬戸・信楽・越前・豊前)の一つで古くから焼物の町です。

平安時代末期に始まり900年の長い年月を経て現在に受け継がれています。

タイルや衛生陶器の大手メーカーであるINAXもここが発祥の地で現在も工場やINAXライブミュージアムなどがあります。

常滑焼を展示販売している陶器会館を拠点に「やきもの散策道」が整備され、歴史ある街並みを楽しむことができます。

坂の擁壁に埋め込まれた小学生が作った陶壁画。

常滑焼の特徴は、土に酸化鉄が多く含まれていて、焼かれると赤い色が自然に出るそうです。

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また常滑の土は、焼くと丈夫になるため「土管」に適し、明治から昭和にかけて多数の土管が焼かれ、出荷できなかった土管は町のあちこちで土留めとして擁壁に利用され独特の景観を形成しています。

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レンガで積まれた煙突とレンガの一回り大きめの「ダンマ」と呼ばれる炉材で積まれた窯跡。

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町の建物の壁は黒一色、黒色はコールタールの色です。

コールタールは海からの潮風や工場の煙で家が傷むのを防ぐために塗られています。

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土管坂。

坂の左側は、明治の鉄道土管、右側は昭和の焼酎瓶が積まれています。路面には、滑り止めのために土管をつくる時に使う「焼き台」と言われるものが埋め込まれています。

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常滑の町は高台にあり、当時は海が間近に迫っていたと思われます。そのさほど広くない丘陵地に焼物作業場が密集して建っているのが常滑の街並みの特徴です。

現在はその海の沖合に中部国際空港が浮かび空港の玄関口となっています。ここからは飛び立つ飛行機が見られます。

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道幅の狭い坂道を下って行くと道端にいくつものオブジェが現れます。

これは1985年から2011年までの27年間、夏に世界の陶芸家を常滑に招いて、約40日間一般家庭にホームステイしながら作陶するという市民活動の中での作品です。

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歩いていてあちこちで見られるレンガ造りの煙突。

50年程前には400本ほどの煙突がそびえ、そこから出る黒い煙の煤でスズメが黒くなりカラスと見間違えられたほどだったそうです。

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街中にはいくつもの焼物の店があります。

常滑では、かめや壺などの大きなものと生活に必要な生活雑器が多く焼かれてきたのが特徴です。中でも原料の土の色を活かした赤茶色のお茶を入れる急須が有名です。

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街中には焼物の店の以外にも旧作業場を利用していろんな店があります。

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この店は実は鰻屋さんです。

昼飯はここで「うな丼まぶし」をいただきました。

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昼食後、近くにある「INAXライブミュージアム」によってみました。

「世界のタイル博物館」をはじめ「建築陶器のはじまり館」など六つの体験・体感型の施設があります。

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その一つである「世界のタイル博物館」。

紀元前3500年前、メソポタミア地域のウルクという所で、建物の土壁をより美しく装飾しようとして考えられた円錐状のクレイペグという焼物、当時と同じように一つ一つ手作りし、モザイク模様を土壁に再現しています。

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「建築陶器のはじまり館」では、大正から昭和初期にかけて鉄筋コンクリト造の建物の装飾として用いられた建築陶器であるタイル、テラコッタのコレクションが展示されています。

その中に20世紀の建築界の巨匠フランク・ロイド・ライトが大正時代に設計し建てた「帝国ホテル旧本館」で使われた、引っかいて筋を入れた「スダレ煉瓦」と「大谷石」で構成された化粧柱が展示されていました。


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ライトは、計画に際し常滑のタイルやテラコッタの色合いに惚れこみ、常滑に直営工場である「帝国ホテル煉瓦製作所」が設営されたそうです。

その「帝国ホテル旧本館」は、今は愛知県にある「明治村」に解体移築されています。

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初めて訪れた常滑の町、興味深くなかなか面白い町でした。

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# by y-tukide | 2017-07-03 12:05 | 散歩

宇治かいわい 三室戸寺

この日曜日、午前中お施主様との打ち合わせがあったのですが、午後は休み、梅雨空の合間を見て久しぶりに自宅から車で10分ほどにある「三室戸寺」に行ってきました。

三室戸寺は、千二百年前に創建された古刹であり、西国三十三所観音霊場十番札所です。

また「花の寺」として五千坪の大庭園では、5月はツツジ・シャクナゲ、6月アジサイ、7月ハス、そして秋の紅葉と四季を通じ花を楽しむことができます。

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杉木立の中のアジサイ園では、この時期501万株のアジサイが咲き乱れます。夕方からはライトアップもされます。

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雨上がりとあってアジサイの花も一段とさえます。

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この日は、日曜日とあって多くの観光客が訪れていました。

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初めて見る珍しい花もあり、種類の多さにおどろかされます。

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千手観音菩薩が祀られる本堂の前では、ハスの花も見ごろを向かえようとしていました。

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# by y-tukide | 2017-06-26 10:50 | かいわい

建物完成見学会 八幡市「男山の家」

京都府八幡市の男山で建設中のお宅が無事完成し、617日・18日の両日、お施主様のご厚意によりお引き渡し前の建物完成見学会を開催させていただきました。今回も大変多くの方々にご参加いただき、スタッフ一同感謝しています。

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この建物は、日本三大八幡宮の一つである石清水八幡宮の西方の静かな住宅地に建ちます。

愛車を納めるガレージは、下屋の屋根と一体とし杉・桧材で組んでいます。

また空気集熱式パッシブソーラーシステム「そよ風」を採用し、冬は屋根にふりそそぐ太陽の恵みを室内に取り込み、春夏秋には、お湯採りができます。

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玄関引き戸の横には、網を張った格子戸があり、引き戸の玄関網戸として活用できます。

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玄関を入ると「目板格子戸」のシューズクロークがあります。

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その反対側は、計画では玄関収納だったのですが、途中で変更しご主人で趣味であるアクアリウムのための作業場となりました。

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南側に面するリビング・ダイニング。

ウッドデッキと庭の木々一体となり、目線も抜け広さとやすらぎが感じられます。

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12階の床材は、北海道産のナラ材、壁は砂漆喰で仕上げました。

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ダイニングと隣接する畳敷きの居間。

畳表は奥様のご実家である大分県の国東地方の「七島藺(しちとうい)」の畳表を使用しています。壁・天井・建具は京都の「黒谷和紙」を袋貼りで仕上げました。

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対面式キッチンの前には引き込み建具を設け開け閉めすることで、ダイニング、居間からの視線を遮ることが出来ます。

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キッチンと作り付けの家具。

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キッチン横に設けた家事コーナーと収納棚。

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キッチンと家事コーナー・洗面・脱衣洗濯室を繋げることにより効率の良い家事動線になりました。

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2階の階段室に設けた、手すり兼用の本棚。

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勾配天井の二部屋の子供部屋は、作り付け家具で仕切られています。

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主寝室は七島藺(しちとうい)の畳の部屋、押入れの襖は柿渋で染めた和紙張りです。

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この日は夏日、初夏の太陽の光がデッキに照り付けていました。

この家が、これからどのように住み継がれていくか楽しみです。

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# by y-tukide | 2017-06-19 16:43 | 見学会・イベント

大和 壷坂みち―土佐街道から高取城をゆく―

私は司馬遼太郎のファンですが、紀行集である「街道をゆく」シリーズの「大和 壺坂みち」で司馬遼は高取城跡を訪れています。

高取城は、奈良盆地と吉野の間の山地にそびえる標高約584mの高取山にある山城です。南北朝時代に南朝方の越智氏により築かれ、1585年に豊臣秀長の家臣本田氏と1640年(江戸期)に城主となった植村氏によって大改修されたものです。明治の新政府による廃城令により天守をはじめ上物がとりこわされ、今は石垣を残すのみですがその規模は広大です。

私は、以前に車で途中まで行き山の中腹から歩き城跡に行ったことがあるのですが、今回は、ふもとの城下町「土佐」から446mの城跡へと歩くことにしました。

江戸時代高取藩の城下町として栄えた高取は、土佐街道沿いに今も低い軒先に格子戸の古い街並みが続き、昔の繁栄を物語っています。

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高取は、城下町であると共に薬の町でもあります。歴史は古く飛鳥時代、推古天皇が聖徳太子や供の者を従え、高取の山野で「薬狩り」を行ったと伝えられています。そして修験者によって「大和の薬」として全国に広められたのが「大和売薬」の起こりだそうで、その拠点となった町です。

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この建物は、お医者さんです。立派な長屋門の一部は廃城となった高取城の門を再利用したものだそうです。

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城下町を形成する中心地である「土佐」の地名に、大和の地で何ゆえ土佐?と以前から疑問に思っていたのですが、6世紀のはじめ頃、大和朝廷の都造りにの労役に、土佐の国から召し出され、任務を終え帰郷するにも援助が出ず帰郷がかなわぬ人々が住み着き郷里を偲び「土佐」と名付けられたそうです。

吉備川に架かる「鷹鞭(たかむち)橋」からの土佐の町。

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土佐の風格のある街並みを抜け、ここから高取城へと向かいます。

緩やかな坂道を登っていくと、道は舗装道から山道へと入ります。うっそうと茂る杉・桧の林の中、道沿いに小川が流れひんやりとした気持ちのいい空気が漂います。

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山道は、途中から急な坂が続きます。その道端に野仏が!

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坂道を登りきると急に視界が開け、前面に西国三十三所第六番札所の「壷坂寺」が現れます。

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壷坂寺の境内には、本堂・礼堂・阿弥陀堂・三重塔・天竺渡来大石像が建ちます。

ここで一息つき拝観し、高取城へと道を進みます。

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道はちょっと舗装道を走り、「左五百羅漢のみち」の石塔を目印に左に折れ、杉の根があらわになった細い山道を登ります。

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すると山肌に現れたいくつもの巨岩に刻まれた無数の「羅漢(らかん)」の石仏群が現れます。

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羅漢とは、仏教において煩悩を払い去った聖者のこと。いつの時代に彫られたのか、風雨にさらされ表情がだいぶ風化していますが迫力があります。

人一人いない山の中で無数の羅漢像と向き合っていると神秘的というより、聖者像とはいえ一種不気味さが漂います。

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次から次へとあらわれる羅漢像を横目に、道を間違っていないかと危ぶみながら、たまに現れる道標を頼りにさびしげな山道を行きます。

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突然、蛇が目の前を横切ります。今年初めて見た蛇です。

この日はこれをはじめに3匹の蛇とご対面しました。

クマと遭遇するよりましかと思いつつひたすら山道を登ります。

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そしてようやく車道と合流する高取城跡の入り口に着きました。

3年前は、仕事で吉野に行った帰りにここまで車で来てここから城跡に登ったものです。

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ここから20分ほど登って行くと生い茂る樹木の中に石垣が次々と現れてきます。

司馬遼はその光景を「自然林と化した森の中に苔むしつつ遺っているさまは、最初にここにきたとき、大げさにいえば最初にアンコール・ワットに入った人の気持ちがすこしわかるような一種のそらおそろしさを感じる」と綴っています。

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城内には実生から自然に育った巨木が茂り、永い歴史の流れを物語ります。

3年前にここを訪れた時は、日曜日なのに二組しか会いませんでしたが、この日は別ルートから登ってきた何組かのハイカーや若者、家族連れが訪れていました。

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高取山の頂上に築かれた本丸跡からの南の眺めは素晴らしく、手前に吉野山、奥に大峰山、大台ケ原の山々を望むことができます。

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時刻は、昼を過ぎています。計画的なハイカーならば持参した弁当をここで食べるというのが通常だと思うのですが、残念ながら私は、寄り道が多いとはいえこんなに時間がかかるとは予想せず、弁当はおろか食べるものは何もなく腹はぺこぺこ。山登りを甘く見てはだめだと痛感。

急ぎ別ルートの急坂を麓の土佐の町へと足早に降りることにしました。

降り道でなぜか明日香でも見られる「猿石」が!

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# by y-tukide | 2017-06-12 13:37 | 街道を行く