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2023年 湖東三山の晩秋

琵琶湖の東、鈴鹿山脈の西山麓に位置する「湖東三山(西明寺・金剛輪寺・百済寺(ひゃくさいじ))は天台宗の古刹。そして紅葉の名所でもある。
私は、この寺々が好きでこれまでに幾度となく訪れている。
日頃は、参拝者もさほど多くない静かな山寺だが、この時期は紅葉でにぎわう。
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# by y-tukide | 2023-12-04 09:00 | 古寺巡礼

畑はじめました―その9「晩秋の畑」

晩秋の我が家の小さな畑、いろいろ模索しながららも何とか野菜も育ってくれている。
畑はじめました―その9「晩秋の畑」_e0164563_15150926.jpg

今年初めて挑戦したダイコン、9月中旬に種まきし、発芽した苗を多分ダンゴムシだと思うが茎を食べられて一部ダメになったが、何とか収穫できる状態まできた。
畑はじめました―その9「晩秋の畑」_e0164563_15280759.jpg
試しに引き抜いたこの一本、まだ細いが形はいい。
畑はじめました―その9「晩秋の畑」_e0164563_15155888.jpg

そして日頃需要が多いキャベツは、畑に20株、植木鉢に1株を9月下旬に植え付けた。
昨年は70cm幅の畝に一列の一条植えにしたが、今年は欲張って2条植えしたこともあり、かなり込み合っている。
畑はじめました―その9「晩秋の畑」_e0164563_15161929.jpg
そして今回キャベツ栽培で悩まされたのは、防虫ネットをしていたにも関わらず、ヨトウムシという蛾の幼虫にやられたこと。
ヨトウムシは「夜盗虫」と書き、夜に土の中から出てきてキャベツの葉をそれも中心に近い柔らかい葉を食べるのでたちが悪い。
畑はじめました―その9「晩秋の畑」_e0164563_15163385.jpg
虫といえば、レタスは「キク科」なので、比較的、虫がよってきにくいと思っていたが、今回アオムシにやられた。
畑はじめました―その9「晩秋の畑」_e0164563_15165632.jpg
ただ食害をもたらす虫だけでなく、それらの虫を退治してくれるカマキリが現れた。
畑はじめました―その9「晩秋の畑」_e0164563_15171354.jpg
昨年の秋、50株植えてすぐになくなったタマネギ、今年は10月末に極早生(ごくわせ)50株、早生(わせ)50株と昨年の倍植えた。
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そして11月のはじめに、昨年うまくいって味を占めたスナックエンドウを今年も3株。
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畑以外にプランターに、孫が好きなイチゴを6株。
畑はじめました―その9「晩秋の畑」_e0164563_15180777.jpg
9月下旬に種をまき、なかなか発芽しなかったがようやくここまで育ったミツバ。
ミツバも発芽した芽を何者かに一部やられた。
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これは花蕾(からん)が、主枝と側枝につくスティックブロッコリー2鉢。
ブロッコリーも結構虫に食われたが何とかここまで育ってくれた。
畑はじめました―その9「晩秋の畑」_e0164563_15184721.jpg

花蕾を付けるのはもうすぐだと思う。
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そしてこれは8月下旬に4歳の孫とプランターに種まきしたニンジン。
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孫は成長を楽しみにし、引き抜くのを待ちかねていたので、この日、数本収穫することにした。
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ヤッター!と一声。
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それを自ら、たわしを使って水洗い。

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ニンジン栽培、今回3度目にしてこれまでで一番いい形。
孫も満足気にその成果品を妻に自慢げに見せていました。
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この日は日曜日、夕方から畑でバーベキューしようということになり、4歳の孫が畑の横に穴を掘り、娘婿がにわか仕立ての炉を組み、火をおこし、それにアルミホイルに包んだ頂き物のサツマイモをほりこんでのバーベキュー。
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晩秋の寒々しい上弦の月を見ながらのパーティーとなりました。
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# by y-tukide | 2023-11-27 09:00 | 畑はじめました

築28年軽量鉄骨の家のリノベーション「宇治 とんがり山の家」

京都府宇治市の丘陵地に建つ築28年のハウスメーカーの家をリノベーションし自然素材に包まれた2世帯住宅に生まれ変わりました。
今回、お施主様のご厚意により完成写真を撮らせていただきましたので、お施主様のご了解のもとその一部を紹介させていただきます。

この家は軽量鉄骨造2階建てで延べ床面積が58坪と広く、親世帯2人、子世帯4人の2世帯と猫2匹が暮らす家です。
築28年軽量鉄骨の家のリノベーション「宇治 とんがり山の家」_e0164563_14590572.jpg

南側の前庭とアプローチ。
以前、ブロックとフェンスで囲われていた庭は、駐車スペースを増やし、植栽や石のもつ自然な風合いを活かした庭づくりをしています。
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広々とした玄関ポーチには、手洗いを設けました。
玄関正面の壁の一部と天井は吉野桧板張りで、玄関ドアは以前アルミサッシだったのですが、今回、壁と同材の吉野桧の「柾板」張りです。
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玄関を入ると左手に暖簾越しに3㎡ほどの玄関収納があります。
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解体中の建物内部。
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玄関を入り右側には家族が集うLDKが、左側にはご両親の部屋と水回り・WIC兼収納、そして中央に2階へとつながる階段があります。

家族が集うLDK。
床は吉野桧板張り、壁は火山灰を原料にした多孔質の塗り壁、天井は吉野杉板張り仕上げです。
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造り付けのキッチン。
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ここから水回り(洗面脱衣・浴室・トイレ)や広々としたWIC兼収納、階段へとつながる合理的な家事動線です。
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2匹の猫のために間仕切りドアの下には「ねこドア」も設けています。
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WIC兼収納に隣接し、南向きで日当たりのいいご両親の部屋。
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2階は、以前は個室で区切られていた部屋を、家族の成長に合わせて仕切ることが出来る24畳のフリースペースとしました。
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2階にも造り付けの洗面とトイレを設けました。
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2階の書斎コーナー。
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建物の断熱性能も向上させ自然素材をふんだんに使い、快適で健康的に暮らしができるこの家で、家族6人と猫2匹の新しい生活が始まります。
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# by y-tukide | 2023-11-20 09:00 | 仕事色々

東北の旅―青森県 三内丸山遺跡

妻と二人の「東北の旅」4週目。
旅のきっかけは、妻がこれまでに訪れたことが一度も無い東北に行きたいと以前から言っていたこと。そして私は、好きな作家である「司馬遼太郎(司馬遼)」の紀行文集『街道を行く』シリーズの「北のまほろば」を以前に読み青森県に強い関心を持っていたこと。
本の中で司馬遼は、「倭(やまと)は、国のまほろば」と古事記にうたわれた「まほろば」について、『まほろばとはまろやかな盆地で、まわりが山波にかこわれ、物成りがよく気持ちのいい野、として理解したい。』と、そして『青森県を歩きながら、今を去る一万年前から二千年前、こんにち縄文の世といわれる先史時代、このあたりは、“北のまほろば”というべき地(くに)だったのではないかという思いが深くなった。』と綴っている。
今回の旅では、司馬遼がそのように思いを深めた、縄文時代の貴重な発見「三内(さんない)丸山遺跡」を見に行くことが目的の一つであった。

その「三内丸山遺跡」、広大な遺跡の入り口に建つ「縄文時遊館」で受付を済ませ先へ進むと、遺跡へとつながる「時遊トンネル」がある。
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それを抜けるとタイムスリップしたかのように眼前に再現された縄文時代の大集落が広がる。
この日、空に浮かぶ雲の形までが縄のように見える。
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三内丸山遺跡は1992年から始まった発掘調査で、縄文時代前期~中期(紀元前約3,900~2,200年前)の大規模な集落跡が見つかり、多数の「竪穴(たてあな)建物跡」や「掘立(ほったて)柱建物跡」が発掘された。
ここでは、そのいくつかの建物が復元されている。その中でもすごいのは、「大型竪穴建物」。
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復元された「大型竪穴建物」は、長さ32m、幅約9.8m、床面積約250㎡あり、日本最大のもの。住居の他に、集会場や共同作業場などの説がある。
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そしてその近くで発掘された「大型掘立柱建物跡」。
直径2mの六つの柱穴、穴の間隔はすべて4.2m、中に1mの栗の柱が残っていたとのこと。
紀元前2,600年のものと考えられている。
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そして復元された「大型掘立柱建物」、物見やぐらや祭殿として使われたという説がある。
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これも復元された「掘立柱建物」。
この掘立柱建物は、地面に柱穴を掘り柱を立てた「高床式建物」。遺跡中央部でまとまって見つかったそう。
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建物跡以外にも、大人と子供の墓や道路跡、膨大な量の土器、石器、土偶、漆器などが出土している。
これは、直径約4mの石で回りを囲んだ大人の墓。
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これは、約千年かけて厚さ2mまで積み上げられた小高い土の山。
土の中からは土器のほか、ヒスイや土偶などが見つかった発掘当時の貴重な遺構。
これらの遺構は、発掘された現場に建てられたシェルターの中で見学できる。
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縄文時遊館内の「さんまるミュージアム」は、縄文時代について学べるミュージアム。
当時の集落の生活の様子が再現されている。
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ここには、出土した重要文化財約500点を含む、約1,700点の貴重な出土品が展示されている。
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地下の展示室の高さ6mの巨大な壁「縄文ビックウォール」。
三内丸山遺跡から出土した土器の破片が5,120個使われた「縄文土器アート」。
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以前私は、縄文時代は定住もせずシカなどの肉、ドングリなどの木の実などの食料探しに明け暮れた社会とイメージしていた。
しかし三内丸山遺跡では、おびただしい数の建物跡が出土し、栗なども栽培されていた定住社会で、数千年前に大規模集落、「都市」が形成されていた。
縄文時代この北の大地は、青い海と青い森に支えられた豊かな地であり、縄文文化が花開いたまさに「北のまほろば」であった。
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青森県には三内丸山遺跡以外にも「遮光器土偶」が出土した「亀ケ岡遺跡」も有名である。
五所川原市のJR五能線の「木造駅」には、高さ約17mの巨大な遮光器土偶の異様なモニュメントが取り付けられていた。
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その五所川原市の「金木」には、小説「走れメロス」などで有名な明治生まれの作家「太宰治」の生家、太宰治記念館「斜陽館」がある。
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そしてもう一人、青森の明治生まれの作家といえば「棟方志功(むなかたしこう)」。
青森市内にある「棟方志功記念館」には、板画作家棟方志功の作品が展示さている。
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また三内丸山遺跡の近くにある「青森県立美術館」にも棟方志功の作品が展示されている。私が訪れた時は、青森県弘前市出身の「奈良良知(よしとも)」の展覧会とイベントが行われていた。
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今回の妻と二人の6泊7日の東北の旅、東北といっても青森に3泊した青森中心の旅だったが、「北のまほろば 青森」の魅力の一端を知ることができた。
青森県立美術館の「あおもり犬」。
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# by y-tukide | 2023-11-13 09:30 |

東北の旅―青森県 弘前かいわい

妻と二人の「東北の旅」。
青森県の二日目、この日レンタカーを借り向かったのは、青森市内から高速道路を走り1時間ほどのところにある「弘前(ひろさき)」。
弘前は、「弘前藩」の城下町として発展し、江戸時代の面影が今も残る町であると共に、明治以降、英語教育のために外国人教師を招請し、西洋文化を取り入れてきた町でもある。
また弘前は、青森県内で最もリンゴ栽培が盛んな地域で、街中には自慢のリンゴを使ったアップルパイの名店も多い。

今朝、私はホテルで朝食をとったが妻はとらなかったので、弘前の町に入るなり、早速、ガイドブックで見つけた「オークレール」という店でアップルパイを購入。
特製のパイ生地に果肉をたっぷり乗せ焼き上げた絶品、そして価格は300円ほど。
さすがリンゴの町ならではのアップルパイ。
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その後、「市立観光館」でレンタサイクルを借り、街中を散策。そして、最初に向かったのは「弘前城」。
「弘前城」は、3重の堀をめぐらした「平山城」。
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弘前藩津軽氏の居城として、本格的な築城は1610年(慶長15年)から行われたもの。
明治に入り全国に数多くあった城郭は、「廃城令」で解体されたが、幸運にも弘前城は、天守閣をはじめ、櫓(やぐら)3棟、城門5棟が残された全国的にも珍しく貴重な遺構である。
その一つである重要文化財の「三の丸大手門」。
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そしてこれが3層の「本丸天守」。
残念ながらこの天守は、100年ぶりの石垣修理工事のために、石垣から天守の上部(建物部)を本丸中央まで70m曳家(ひきや=移動)されたもの。
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本丸からは、津軽平野に悠然とそびえる標高1,625mの「岩木山」が拝める。
ここから見ると山上が「山」の字に見える。
津軽が生んだ作家「太宰治」は、その山容を「十二単(じゅにひとえ)を拡げたようで、透き通るくらいに嬋娟(せんけん)たる美女」とたとえている。
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広々とした城内を、本丸から三の丸、四の丸と城内を散策し北門から城外に出ると、道路の向かい側に重要文化財の「石場家住宅」が目に入る。
「石場家」は、弘前藩内のわら工品や荒物を扱っていた商家。建物の建築年代は、江戸時代中期と推定され、津軽地方の数少ない商家の遺構である。
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建物の南面・西面には「こみせ」という、雪国特有の「ひさし」が設けられている。
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石場家の北側の「仲町」は、当時の中下級武士の住宅地で、往時の町割りをよく踏襲している。
道沿いには、「サワラ」の木の生垣・門・板塀・前庭の樹木が独特の景観を生み出し、城下町の雰囲気を残し「伝統的建築物群保存地区」に選定されている。
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「旧笹森家住宅」。
同地区内で最古の武家住宅で、間取りが建築当初から変わらず、部材も当初からのものが多く使われている。
屋根は、現在は鉄板の「一文字葺き」だが、当時は屋根勾配の緩さから見て石を乗せ抑えた「へぎ板」葺きで、その板は水に強い木「サワラ」が使われていたと思われる。
庭にサワラの木の植えてあるのはそのためか?
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小さな「薬医門」をくぐると、「座敷」へとつながる客人用の「敷台玄関」があり、家人の玄関は、別に建物奥にある。その出入り口にはくぐり戸付きの「大戸」があり、玄関土間は結構広く、下級武士であったことから何らかの作業をするための場所であった思われる。
武士の家らしい質素な座敷のしつらえ。
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「槍かんな」らしきもので仕上げた梁、塗装されていて当時のものか、新しく架け替えられたものか、また樹種もよくわからなかった。
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「旧岩田家住宅」。
この建物も、今から200年程前に建てられた旧武家住宅。
今日、武家屋敷の多くが姿を消すか大幅に改造が加えられている中にあって、この建物は江戸時代後期の武士の生活を知る貴重な建築遺産の一つ。
ここでも庭にサワラの木が植えられていた。
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この建物の座敷の開口部には、「ひとみ戸」が設けられていた。
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時刻は昼、さて昼飯を何にしようかと妻と思案。
昨日の夜は、青森市内で「秀」というお寿司屋さんで陸奥(むつ)湾や津軽海峡で獲れた魚を二人で堪能。
とにかく新鮮でうまいし、そして安かった。
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そこで昼飯は、控えめにと蕎麦屋へと向かうことに。
向かった店は、城の南側にある「高砂」という蕎麦専門店、人気店なのか入店待ち。
そこで、同じように待つ同年代の地元のご夫婦とひょんなことから話が弾み、今度青森に来たときは、案内するからと名刺までいただきました。

20分程待って私は「天ざる」を注文。今回の旅で「会津若松」に続いて食べた蕎麦、二度とも大当たりの絶品でした。
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うまい蕎麦をいただき、再度自転車に乗り散策。
弘前は、前条したように明治以降、英語教育のために外国人教師を招請し、西洋文化を取り入れてきた町で明治以降に建てられたハイカラな洋館が多い城下町。
この建物は「市立弘前図書館」、1906年(明治39年)に建てられたもの、今も一般の図書館として利用されている。
木造三階建て、外観は石積み基礎に白漆喰壁、屋根はレンガ色の鉄板葺き、設計施工は「堀江佐吉」という大工棟梁。
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その後ろに建つ「旧東奥義塾外人教師館」。
藩校を母体とし、1872年(明治5年)に創立した市立学校。新時代を担う人材を養成するために、英学主体の教育を実施したそうである。
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これも弘前の大工棟梁「堀江佐吉」の手による「青森銀行記念館」。
外観はルネスサンス風の石造りの意匠だが、実は木造2階建て。
日本人の手による優れたこれらの明治の建築、日本の木造建築技術、大工技術のすばらしさを改めて見せつけられた。
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これは「弘前カトリック教会」。
近くには、東北最初のプロテスタン教会もある。
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まだまだ街を散策したかったのだが、「弘前市リンゴ公園」にぜひ行って見たかったので、自転車を返し車で公園に向かうことに。
約9.7haの敷地のリンゴ公園には、80種、約2,300本のリンゴが植えられているとか。
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初めて目の前で見るリンゴ畑。
赤いリンゴがたわわに実り、甘酢っぽい香りが漂う。
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園内には、リンゴはもちろんのこと、リンゴにこだわった商品が並ぶ土産コーナーや軽食コーナーがある。
その建物の前に立つリンゴ満杯のかごを持ち上げる少女のモニュメント。
顔の表情がおもしろい。
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見ている間に時間が立ち、今宵もまた泊まる青森港ベイエリア近くのホテルに帰ることに。
帰り道たまたま見つけた「弘前れんが倉庫美術館」。
弘前は、古いものとモダンもの、そして和と洋が違和感なく混在する、見どころ多い町でした。
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# by y-tukide | 2023-11-06 09:00 |