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越前 勝野と大野を行く

10月の連休、妻と越前の勝野と大野に行ってきました。

私は、勝野と大野にはこれまでに何度か訪れていますが、最初に行ったのは14年前です。きっかけは司馬遼(司馬遼太郎)の街道を行くシリーズの18「越前の諸道」です。

司馬遼は、昭和5510月に須田画伯と九頭竜川沿いを上下しています。

朝、京都駅0番ホームから658分発の特急サンダーバードに乗り福井駅へ。福井駅からえちぜん鉄道に乗り換え「勝山駅」についたのが948分。

ここから九頭竜川を渡り、勝山の町を散策しました。

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勝山は、中世から戦国にかけての軍事的要所として城が築かれ城下町が形成されました。現在の市役所あたりに城があったそうです。また勝山の町散策後に訪れる、中世に巨大な勢力を誇った「平泉寺」の寺内町として栄えた町でもあります。

現在「本町通り」には、豪雪に耐えるように深い軒に太い「登り梁」を掛け、それに「母屋」をのせたこの地方独特の大型の商家が結構残っています。

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その本町通りには、司馬遼が泊まった400年続く老舗の料理旅館「板甚(いたじん)」がありました。私もここを宿にしたかったのですが連休ということもあり予約でいっぱいでした。

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町を散策し、昼は越前名物の「おろしそば」と勝山の地酒「一本義」をいただき、午後は今回の目的地の一つである「白山平泉寺」に向かいました。

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「白山平泉寺」は、私は14年ぶりですが妻は初めてです。

「白山平泉寺」は、717年に越前の僧「泰澄(たいちょう)」によって開かれたとされています。

白山信仰の禅定道(ぜんじょうどう)は、美濃側、加賀側、越前側の三つの道がありますが、その越前側の拠点としてここに山伏が集まり、平安時代後半には天台宗比叡山延暦寺の傘下に入り一大宗教勢力となりました。

戦国時代には、四十八社、三十六坊と六千の坊院が建ち並ぶ宗教都市で、広大な寺領を持ち、僧兵は八千を数えたと伝えられています。

ただ司馬遼は本の中で「中世、平泉寺は悪僧の巣窟でもあった」と綴っています。

その宗教都市は、1574年に一向一揆の攻撃を受け全山が焼失してしまいました。

そして明治の始めに神仏分離令に基づき寺号を廃して「白山神社」と改められました。

禅定道の入り口にあたる「菩提林(ぼだいりん)」。

二百数十年生と思われる老杉がうっそうとした森を形成しています。

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舗装された道の横には、苔むした当時の石畳が続きます。

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いつの時代の石仏か、深い緑にとけこんでいました。

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坂道を登り切った所で視界が開け駐車場や真新しい建物が現れました。

私が14年前に訪れた時には、確か店なども無かったものです。また当時は会う人はちらほらだったのですが、この日は観光客が結構訪れていました。地元の人に聞くと数年前に吉永小百合さんのJR東海?のポスターの写真がここで撮られたとのこと、それ以来観光客が増えたそうです。

そのポスターの背景となった参道。

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幸い拝殿前のこの風景は、14年前と変わりませんでした。

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平成元年から始まった発掘調査では、白山神社境内から数百メートル離れた山林や田畑の下から、坊院跡(僧侶の住居跡)や縦横に張り巡らせた石畳が発見され、一部坊院の門・土塀が復元されていました。

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この日は勝山で宿をとり、翌日はバスで大野へと向かいました。

今回の旅でもう一つの目的は、大野の山里にある「宝慶寺(ほうきょうじ)」という寺に行くことです。

司馬遼が「越前の諸道」の旅で最初に向かったのが「宝慶寺」です。本の中でも司馬遼は、今も寺があるかどうか、ともかく地図を見ながら「宝慶」という村の地名を頼りに向かっています。14年前私もその寺に行きたくて越前池田から宝慶寺に向かったのですが、険しい山道を走り、結局道がわからないまま大野の町入ってしまいました。

今回は、地図で寺の位置を確認し大野でレンタカーを借り走りました。そして美しい杉の林を抜け今回は何とか宝慶寺につくことができました。

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司馬遼も何とか宝慶寺についたとき最初に出くわしたのは、「杉木立のはてにあった粗末な四脚門で、その門だけが、光のなかに浮かんでいた」と綴っていますが、いまは真新しい四脚門が浮かんでいました。

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宝慶寺は700年前に、「寂円禅師」によって開かれました。寂円禅師は中国の宋朝の人で、日本から宋に渡った道元禅師(永平寺の開祖)とともに、如浄禅師のもとで修業を続けられました。その後、日本に戻った道元禅師をしたって来日し、常に道元禅師に従いました。

寂円禅師は、道元禅師の死後この山に入り、如浄・道元禅師の禅風をひとり守り93歳まで生きられたそうです。

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今は、曹洞宗の道場として何人かの雲水がここで修業されています。

曹洞宗本山永平寺は観光客あふれかえっていますが、ここは静寂が保たれています。

ちょっと気になるのは、寺の麓で造成工事が行われていたことです。もしかして大きな駐車場を造っているのでは?

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また境内には、今は廃墟となった門前の宝慶村の茅葺の民家が1軒移築されていました。

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この後大野の町に向かったのですが、平野では可憐なソバの花が畑を白く染めていました。

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by y-tukide | 2016-10-17 10:19 | 街道を行く