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大和街道 伊賀上野から柘植宿をゆく

「大和街道」は、江戸時代には加太越奈良道と呼ばれ、三重県を走る東海道の「関宿」の西の追分から分岐し、加太峠を越えて「柘植(つげ)」「伊賀上野」「島ヶ原」を通り奈良へと続く街道です。

4月末の連休初めに、妻と娘そして6歳の孫娘との珍しいメンバーで関西本線の月ヶ瀬駅から伊賀上野へと「街道をゆく」をしたのですが、今回は、私一人でその続きの伊賀上野から柘植宿へと街道を行きました。

伊賀電鉄の伊賀市駅に降りたのが朝の8時ごろ、ここから大和街道を行くとすぐに菅原道真を祀る「天満宮」があります。

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さらに進むと「大和街道」と伊賀上野と津、そして伊勢をつながる「伊賀街道」の分岐点にあたります。その角には古いたたずまいの井本薬局があります。現在も営業されていますが、朝早いので店は板戸が閉められていました。

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間もなく江戸時代「俳聖」と呼ばれた松尾芭蕉の生家があります。ここから芭蕉は各地を旅しました。伊賀上野には芭蕉にちなんで芭蕉翁記念館や俳聖堂、蓑虫庵があります。

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その先のT字路には、「左東海道せき道 右ならはせ山上道」と記された道標が建ちます。

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眼下に北へと伸びる大和街道。

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服部川を渡り背後に上野城の天守を見ながら街道を進み、「小宮神社」を過ぎると街道は東に折れ、「印代」という集落に入ります。

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集落を抜けると麦畑と田植を終えた水田ののどかな風景が広がります。この日は五月晴れ、風もさわやかで最高の「街道を行く」です。

私は、今年の3月に腰を患い、夜中に当然右足に電気が走り激痛で眠れぬ夜をすごし、そして杖なしでは歩けない惨めな日々が続きました。あの時の歩けない苦しさ思えば、こうして好きな街道歩きができる喜びはひとしおです。

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田園風景の中をひたすら東へと進み「佐那具」という集落に入ります。

街道筋には、元旅籠であったかと思われるつくりの建物や商家であった「平入り」建物が軒を並べます。

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この店は金物屋さん。窓越しに鎌などの道具が飾られ、鋸の目立てもしているようです。ご先祖は鍛冶屋さんだったのかもしれません。

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街道は「柘植川」を渡ります。土手沿いに桜並木が続き、青空にぽっんと浮かぶ雲。

川は濁っていますが多分田植の際に引き込んだ水の濁りかと思われます。

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街道筋の町はずれに面白い建物発見。一般的に洋風の建物に使われるS字型の瓦で葺かれた蔵と納屋。壁は漆喰で腰は銅版張り。渋い色のS字瓦が「本瓦」にも見え意外と違和感を感じません。改修なのか新築なのか詳しくは見ませんでしたが「本瓦葺」に比べ瓦は軽量で安価ですので至極合理的に考えられています。

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集落を抜け街道は柘植川沿いを走ります。川沿いには桜並木が永遠と続きます。

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木々の間からシラサギが。

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対岸の竹藪の中の道に向かって架けられたコンクリートの潜水橋。

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菜の花畑、気持ちのいい風景が続きます。

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いくつかの集落を通りぬける中、街道沿いで見つけた茅葺の民家、大和街道を歩いていて初めて見た茅葺民家です。

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柘植の集落に入ったあたりで、柘植川に流れ込む小川に架けられた「勧請縄」を発見。

勧請縄は、疫病などの悪霊が村に入ってこないようにするために、村の入り口に張られた結界です。前回、大和街道を歩いた時伊賀上野の手前の集落の入り口でも見ました。

大和街道沿いには、今もその風習が残っているようです。

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ようやく街道は、「柘植宿」に入ります。街道が鍵型に折れるあたりが柘植宿の中心で本陣もあったようなのですが、あまり宿場の面影は残っていません。ただ気になったことは、街道沿いの民家の何軒かの土塀がレンガで積み上げられていることです。地元の方に聞くとこのレンガは、明治に開通した関西本線の加太峠を抜く「加太トンネル」に使われたレンガの残りを利用したものだそうです。

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時刻は午後3時、この先の大和街道は、国道25号線を歩き加太峠越えです。国道を延々と歩くのは嫌なので日はまだ高いのですがここで終わりとし、柘植駅から帰路につくことにしました。

二日をかけて関西本線の「月ヶ瀬」から「伊賀上野」を経て「柘植」へと歩いた「大和街道」、景色もいいし歴史のにおいも濃く、気持ちよく歩けた「街道を行く」でした。

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by y-tukide | 2017-06-05 10:20 | 街道を行く