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北国街道 金津から加賀温泉を行く

相棒と北国街道を行く面白さにはまり、前回の終着地の金津宿(芦原温泉)から引き続き北国街道を北上しました。

この日も相棒を輪行袋に入れ、JR宇治駅624発の電車に乗り、京都駅から特急サンダーバードで福井駅に、ここで普通電車に乗り換え出発地点の芦原温泉駅に着いたのが857

前回この駅で、相棒を折りたたんだ恐竜博士の前で、今度は相棒を組み立て出発です。

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「金津宿」は江戸時代、福井藩の北の拠点として奉行所が置かれ、江戸時代中期には戸数639戸、本陣・旅籠60戸、遊女屋・揚屋27軒が建ち並んでいたそうです。今はその面影が残っていませんが、金津宿の北の入り口には「坂ノ下 宿場口跡」の碑が建てられ、旅人の安全を見守ってきたお地蔵さんが今も祀られています。

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坂道を登りしばらく進むと江戸時代に整備された「千束一里塚」が現れます。

榎の巨木が歴史を物語っていました。

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街道をさらに進むと「あわら市 嫁威(よめおどし)」と書かれた道路標識を見かけました。

道端の説明書きによると

昔、蓮如上人が吉崎御坊におられた時、百姓の嫁が夫と子供に先立たれて世の無常を感じ深く仏法に帰依した。そして毎晩のようにここを通って吉崎にお参りした。

これをやめさせようと意地の悪いしゅうとがある闇夜に鬼の面をかぶり出、嫁をおどしたが信心深い嫁は少しも恐れず念仏を唱えながら吉崎に向かった。

しゅうとの婆さんもおのれの所業を恥じ、無二の信者になったという話です。

その地に建つ社の狛犬。

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かつてこの辺りは、昼間も薄暗い藪の道であったのでしょうが、今は蕎麦畑や芝生畑が広がっていました。

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そして街道は「坂口」という小さな集落に入ります。

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蓮如上人の御影像を信徒らによって毎年京都から吉崎御坊まで送られる「蓮如上人御影道中」の道筋を後世に伝えていくために、あわら市内の北国街道に石灯籠が建てられています。それが北国街道を行く道しるべとなって大変助かります。

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次に街道は「細呂木」という集落に入ります。

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ここまでは比較的平たんな道だったのですが、細呂木集落を過ぎると予想していなかった難所にさしかかります。

ここは北国街道と吉崎道の分岐点、右が北国街道で「のこぎり坂」という異名の急坂が続きます。

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森の中の急坂を相棒を押し登りきると平たん地が現れ、そこにはメガソーラ発電所があり興ざめ。

さらに進むと旧北国街道の面影が残る山道が続きます。こんなところでタイヤがパンクすると大変なのでここも相棒を押して進みます。

またこのあたりが越前と加賀との国境です。

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道は、森をぬけると広大な果樹園が広がり、続いてゴルフ場の中を走ります。

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ゴルフ場を過ぎるとまた道は薄暗い森の中に入ります。

すると道脇に「この付近に熊が出没しました、ご注意願います―加賀市」の看板。

早く森を抜けようと相棒と急ぎ走ります。ようやく森を抜けると「橘」という集落が現れました。

このあたりから民家の屋根は、冬の凍害に強い赤茶色や黒の釉薬瓦が多く見られます。

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橘の集落をぬけ街道を行くとまたもや山道。

山中を縦断する北陸自動車道の陸橋を越え、進むのですが道は整備されていなく、倒木が道をふさいだり、草がおい茂っていたりで、このまま進めるのか不安がよぎります。

しかし今更戻るわけにもいかず、相棒を押しながら草を押し分け進みました。

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そして何とか森をぬけられて一安心。

そこから坂を下っていくと降りたところは「大聖寺」の街。

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大聖寺は、加賀百万石の支藩である大聖寺藩の城下町として栄えた町です。

加賀国南端の警備をつかさどるために、北国街道の城下の入り口に関所が置かれました。

これはその関所跡。

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大聖寺の街で昼食をとり、その後あまり時間もないのですが街をぶらり散策しました。

全昌寺というこの寺は、奥の細道で松尾芭蕉と弟子の曽良一行が泊まった曹洞宗の古刹で、

境内には芭蕉と曽良の句碑が建てられていました。

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また境内の羅漢堂には、江戸時代末期に京都の仏師による517体の五百羅漢像が安置されています。

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町中を走る北国街道沿いには、往時をしのばせる町家が点在して残っていました。

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もう少し街を散策したかったのですが時間切れで加賀温泉駅へと向かいました。

当初この日の終着地は小松駅の予定だったのですが、予想しなかった難所が続き相棒の力が十分発揮できず、手前の加賀温泉駅が終着地となりました。

駅に着き1545発の特急サンダーバードの時間待に駅前で冷酒を一杯!

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by y-tukide | 2019-06-17 09:00 | 街道を行く