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東北の旅―青森県 弘前かいわい
妻と二人の「東北の旅」。
青森県の二日目、この日レンタカーを借り向かったのは、青森市内から高速道路を走り1時間ほどのところにある「弘前(ひろさき)」。
弘前は、「弘前藩」の城下町として発展し、江戸時代の面影が今も残る町であると共に、明治以降、英語教育のために外国人教師を招請し、西洋文化を取り入れてきた町でもある。
また弘前は、青森県内で最もリンゴ栽培が盛んな地域で、街中には自慢のリンゴを使ったアップルパイの名店も多い。
今朝、私はホテルで朝食をとったが妻はとらなかったので、弘前の町に入るなり、早速、ガイドブックで見つけた「オークレール」という店でアップルパイを購入。
特製のパイ生地に果肉をたっぷり乗せ焼き上げた絶品、そして価格は300円ほど。
さすがリンゴの町ならではのアップルパイ。
その後、「市立観光館」でレンタサイクルを借り、街中を散策。そして、最初に向かったのは「弘前城」。
「弘前城」は、3重の堀をめぐらした「平山城」。
弘前藩津軽氏の居城として、本格的な築城は1610年(慶長15年)から行われたもの。
明治に入り全国に数多くあった城郭は、「廃城令」で解体されたが、幸運にも弘前城は、天守閣をはじめ、櫓(やぐら)3棟、城門5棟が残された全国的にも珍しく貴重な遺構である。
その一つである重要文化財の「三の丸大手門」。
そしてこれが3層の「本丸天守」。
残念ながらこの天守は、100年ぶりの石垣修理工事のために、石垣から天守の上部(建物部)を本丸中央まで70m曳家(ひきや=移動)されたもの。
本丸からは、津軽平野に悠然とそびえる標高1,625mの「岩木山」が拝める。
ここから見ると山上が「山」の字に見える。
津軽が生んだ作家「太宰治」は、その山容を「十二単(じゅにひとえ)を拡げたようで、透き通るくらいに嬋娟(せんけん)たる美女」とたとえている。
広々とした城内を、本丸から三の丸、四の丸と城内を散策し北門から城外に出ると、道路の向かい側に重要文化財の「石場家住宅」が目に入る。
「石場家」は、弘前藩内のわら工品や荒物を扱っていた商家。建物の建築年代は、江戸時代中期と推定され、津軽地方の数少ない商家の遺構である。
建物の南面・西面には「こみせ」という、雪国特有の「ひさし」が設けられている。
石場家の北側の「仲町」は、当時の中下級武士の住宅地で、往時の町割りをよく踏襲している。
道沿いには、「サワラ」の木の生垣・門・板塀・前庭の樹木が独特の景観を生み出し、城下町の雰囲気を残し「伝統的建築物群保存地区」に選定されている。
「旧笹森家住宅」。
同地区内で最古の武家住宅で、間取りが建築当初から変わらず、部材も当初からのものが多く使われている。
屋根は、現在は鉄板の「一文字葺き」だが、当時は屋根勾配の緩さから見て石を乗せ抑えた「へぎ板」葺きで、その板は水に強い木「サワラ」が使われていたと思われる。
庭にサワラの木の植えてあるのはそのためか?
小さな「薬医門」をくぐると、「座敷」へとつながる客人用の「敷台玄関」があり、家人の玄関は、別に建物奥にある。その出入り口にはくぐり戸付きの「大戸」があり、玄関土間は結構広く、下級武士であったことから何らかの作業をするための場所であった思われる。
武士の家らしい質素な座敷のしつらえ。
「槍かんな」らしきもので仕上げた梁、塗装されていて当時のものか、新しく架け替えられたものか、また樹種もよくわからなかった。
「旧岩田家住宅」。
この建物も、今から200年程前に建てられた旧武家住宅。
今日、武家屋敷の多くが姿を消すか大幅に改造が加えられている中にあって、この建物は江戸時代後期の武士の生活を知る貴重な建築遺産の一つ。
ここでも庭にサワラの木が植えられていた。
この建物の座敷の開口部には、「ひとみ戸」が設けられていた。
時刻は昼、さて昼飯を何にしようかと妻と思案。
昨日の夜は、青森市内で「秀」というお寿司屋さんで陸奥(むつ)湾や津軽海峡で獲れた魚を二人で堪能。
とにかく新鮮でうまいし、そして安かった。
そこで昼飯は、控えめにと蕎麦屋へと向かうことに。
向かった店は、城の南側にある「高砂」という蕎麦専門店、人気店なのか入店待ち。
そこで、同じように待つ同年代の地元のご夫婦とひょんなことから話が弾み、今度青森に来たときは、案内するからと名刺までいただきました。
20分程待って私は「天ざる」を注文。今回の旅で「会津若松」に続いて食べた蕎麦、二度とも大当たりの絶品でした。
うまい蕎麦をいただき、再度自転車に乗り散策。
弘前は、前条したように明治以降、英語教育のために外国人教師を招請し、西洋文化を取り入れてきた町で明治以降に建てられたハイカラな洋館が多い城下町。
この建物は「市立弘前図書館」、1906年(明治39年)に建てられたもの、今も一般の図書館として利用されている。
木造三階建て、外観は石積み基礎に白漆喰壁、屋根はレンガ色の鉄板葺き、設計施工は「堀江佐吉」という大工棟梁。
その後ろに建つ「旧東奥義塾外人教師館」。
藩校を母体とし、1872年(明治5年)に創立した市立学校。新時代を担う人材を養成するために、英学主体の教育を実施したそうである。
これも弘前の大工棟梁「堀江佐吉」の手による「青森銀行記念館」。
外観はルネスサンス風の石造りの意匠だが、実は木造2階建て。
日本人の手による優れたこれらの明治の建築、日本の木造建築技術、大工技術のすばらしさを改めて見せつけられた。
これは「弘前カトリック教会」。
近くには、東北最初のプロテスタン教会もある。
まだまだ街を散策したかったのだが、「弘前市リンゴ公園」にぜひ行って見たかったので、自転車を返し車で公園に向かうことに。
約9.7haの敷地のリンゴ公園には、80種、約2,300本のリンゴが植えられているとか。
初めて目の前で見るリンゴ畑。
赤いリンゴがたわわに実り、甘酢っぽい香りが漂う。
園内には、リンゴはもちろんのこと、リンゴにこだわった商品が並ぶ土産コーナーや軽食コーナーがある。
その建物の前に立つリンゴ満杯のかごを持ち上げる少女のモニュメント。
顔の表情がおもしろい。
見ている間に時間が立ち、今宵もまた泊まる青森港ベイエリア近くのホテルに帰ることに。
帰り道たまたま見つけた「弘前れんが倉庫美術館」。
弘前は、古いものとモダンもの、そして和と洋が違和感なく混在する、見どころ多い町でした。
by y-tukide
| 2023-11-06 09:00
| 旅