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2024年 お盆休み―後半
先週に引き続きのお盆休みの後半。
私と妻は、相棒である自転車を2台車に積み、これまでに幾度となく行っている南紀「那智勝浦」に二泊三日の旅をした。
今回の勝浦への旅のルートは、少し遠回りになるが大阪経由で阪和自動車道に乗り、「紀伊田辺IC」で高速道路を降り、これまで立ち寄ったことが無かった和歌山県「田辺市」に寄り道して行くことにした。
JR「紀伊田辺駅」駅構内にある観光案内所で散策マップを頂き、駅前の駐車場に車を預け相棒を降ろし散策することに。
紀伊田辺駅の駅前広場には、源平時代に活躍した「武蔵坊弁慶」の像が立っていた。
ここに来て初めて知ったのだが、武蔵坊弁慶は熊野別当湛増(たんぞう)の子としてこの田辺の地で生まれた田辺市のヒーローなのだ。
町中には、世界遺産に登録された「熊野古道」が走り、散策マップにはそのルートが紹介されている。
幾つかある熊野古道のうち多くの旅人が歩いたのは、京都から大阪・和歌山を経て田辺に至る「紀伊路」、そして田辺から山中に分け入り「熊野三山(熊野本宮大社・熊野速玉大社・熊野那智大社)」に向かう「中辺路(なかへち)」である。
田辺にはその「中辺路」と、別ルートである「田辺」から海岸沿いを進み「串本」を経由し「那智」に至る「大辺路(おおへち)」の分岐点がり、そこには道標が立っていた。
分岐点から分かれた「大辺路」は、現在、板石が敷かれた飲み屋街を走っている。
分岐点から次に向かったのは、「南方熊楠(みなかたくまぐす)顕彰館」。
多分、紀州産であろう杉材をふんだんに使った顕彰館の建物。
「南方熊楠」は、和歌山が生んだ博物学者・生物学者・民俗学者・生物学者として日本で初めてエコロジーを提唱した科学者である。
今回、「田辺市」に寄ったのは、ここを訪れてみたかったからである。
約400坪の敷地内には、楠をはじめ研究対象となった樹木などがうっそうと茂り、その中に「熊楠」が1916年(大正5年)から74歳で亡くなるまでの25年間過ごした母屋や書斎・蔵などが残されている。
天才的な科学者であり活動家だった「熊楠」の所業に感銘し、次に向かったのは「闘鶏神社」。
「闘鶏神社」は、壇之浦の合戦で源氏に勝利に導いた「熊野水軍」の伝説が今に伝わる神社で、「熊楠」の妻の実家でもあり、境内の林は「熊楠」のフィールドワークの場でもあったらしい。
そのあと田辺の町中で昼食をとり、今宵の宿がある「那智勝浦」へと向かった。
宿は、南紀に来ると決まって泊まる温泉宿「海のホテル 一の滝」である。
この宿の温泉は、100%源泉かけ流し、加温加水一切なし、そしてぬるめで私のお気に入りの温泉である。そして部屋からの眺めも素晴らしい。
翌日は、妻と相棒に乗り「古座」に向かうことに。
ただ酷暑の中をこの歳で「古座」まで相棒と走るのは、かなり危険なので途中まで電車に乗り行くことにした。
現在、紀勢本線の「新宮駅」と「御坊駅」間の普通列車は、自転車を折りたたみ輪行袋に納めなくてもそのまま乗車できる。
これ幸いと「紀伊田原駅」という駅まで電車で行くことにした。
「紀伊田原駅」で下車してからは、「古座」とは反対方向になるが「荒船海岸」の海岸沿いの道を走り熊野灘の絶景を楽しむことにした。
雄大で豪壮な景観の熊野灘、晴天にも関わらず波は荒かった。
絶景を満喫したあと国道42号線を走り「古座」へと向かった。
海岸沿いをひたすら走る道は景色はいいのだが、猛暑の中、直射日光と道路の照り返しでとにかく暑い。
汗だくになりながら「古座」の漁港に何とか到着。
そして何はともあれ町内の食堂に飛び込み、汗をぬぐい一息ついた。
ここで食事をとり元気を取り戻し、次は河口から古座川沿いを走る「古座街道」を散策することにした。
「古座街道」は、古座川と周参見(すさみ)川に沿って「古座川町」と「すさみ町」を結ぶ街道である。
私の愛読書である「司馬遼太郎」の街道をゆくシリーズの「熊野・古座街道」で司馬さんもここを訪れている。
街道の古座川筋の山間には、7カ村あったらしいが、古座川河口の港町「古座」が一番大きな町で、山間の集落から、陸路と川船で炭(備長炭)などの山の産物が集まり、ここから船で大阪、東京方面へと運ばれていたそうである。
山と川に挟まれたわずかな平地を走る街道沿いには、当時の面影を残す商家や旅籠(はたご)らしき建物など、町家が密集し連続し並び、かなりの長さの街並みを形成している。
当時は、街道随一の町としてさぞかし賑わったであろう。
幾種類ものカンナが壁に掛けられたこの店は、多分、建具屋さんであろう。
司馬さんは、当時ここを訪れ『この古座街道沿いの家並みは、ほとんど大正期から時間が停止しているように古寂びている』と綴っている。
今もまさにそんな風情が残り、私は好きである。
清流「古座川」の河口付近の風景。
この清流「古座川」では、カヌーでの川下りが楽しめる。
7年前の春先に、この川で孫たちと初めてその川下りを体験した。
古座駅近くのスーパーで弁当と飲み物を買い、携帯用の雨合羽に身を包み、にわか仕立ての変な格好での初挑戦だった。
常の古座川は、流れは穏やかで水は澄み透明度が高い。
その川下りでは、巨岩や奇岩が目前に迫る景色を水面から楽しめる。
孫たちは景色を楽しむよりよりも川遊び、この日は天気に恵まれ暖かかったが水温は冷たい、にも関わらず水のかけあいをしたりふざけあったり、こちらは転覆しないかとひやひやもの。
結局、着ていた雨合羽は用をなさず服はびしょ濡れ。
そんなことを妻と懐かしく思い出しながら対岸の古座駅に向かった。
そして駅で1時間ほど待ち、今宵も泊まる紀伊勝浦駅へと相棒と電車に乗った。
by y-tukide
| 2024-09-02 09:00
| 夏休み