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鞆の浦 散歩

鞆の浦(とものうら)は、広島県のJR福山駅から南へバスで30分、沼隅半島の先端にある小さな港町です。

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鞆の浦は、瀬戸内海のほぼ中央に位置し、この辺りで潮の流れが変わることから古来、内海を航行する船はこの潮に乗っての航法であったので、潮待ち風待ちの港として栄えました。

町内には、当時の繁栄がうかがえる昔ながらの情緒ある街並みが残っています。

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平地の少ない各地の港町同様、この港町も路地が網の目のようにつながり生活感、わくわく感が愉しめます。

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風待ちの港として航行上重要な港町であった鞆の浦には、歴史上有名な人物が訪れています。その一人が坂本竜馬です。幕末、坂本竜馬の率いる海援隊の蒸気船「いろは丸」が紀州藩の蒸気船「明光丸」に衝突され、その談判が鞆の浦で行われています。

その談判所となった「旧魚屋萬蔵宅」

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江戸時代、朝鮮通信使もここに滞在しています。

その通信使が絶賛した福禅寺の「對潮楼(たいちょうろう)」からの眺め。

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鞆の浦は、映画やドラマのロケ地として、また宮崎駿が映画「崖の上のポニョ」の構想のために長期滞在したことなどから全国的に関心を集めました。

街を歩いているとこんなものが!

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鞆の浦は寺が多い町です。

江戸時代には28ヶ寺あったそうで、現在も19ヶ寺あります。

その一つ「医王寺」の山の上に建つ「大師堂」からの眺めがすばらしいと地元の方に進められ登ったのですが、急坂の登り切った所に寺があり、そこから石段が延々と続きます。

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大汗かいて登った石段の段数は583段。

ところが天気は下り坂、期待した景色は望めませんでした。

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この日、町では祭りが行われていました。

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# by y-tukide | 2018-09-18 09:53 | 散歩

宇治市植物公園ぶらり

94日に関西地区を直撃した非常に強い勢力の台風21号、各地で多くの被害をもたらしました。

台風一過の翌日は、早朝から事務所の電話が鳴りっぱなし。

お客さんをはじめ新規の方、近所の方など二日で80軒近い方から被害の連絡がありました。

二日後に雨も予想されたので、急きょ体制をとり、出来るだけ効率よく担当者が回れるように作成した資料もとに地域分けし、現場監督と大工が総出で応急処置のために走り回りました。

私も直後の二日間は、気になる現場を走りました。

改修中のある現場では、庭に隣のガレージの屋根がそのまま飛んできていました。

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幸い建物は、一部瓦が飛んだりずれたりしていましたが比較的軽微被害で済みました。

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台風で仕事の予定がかなり狂ったこともあり、日曜日は早朝から事務所で一人仕事をすることに。

そして昼、昼食をかねて、事務所から歩いて10分ほど所にある宇治市植物公園に行き気分転換。

こちらもご多分に漏れず被害が発生し、7日まで休園だったそうです。

園内では今も通行止めの所があり、大きな木が何本も折れたり倒れたりしていました。

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幸い花たちは、管理状態が良かったのかこの時期の花が咲き誇っていました。

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今年の夏は、連日続く酷暑、地震、台風ともう勘弁してほしい散々な夏でした。

秋はもうそこまで来ています。

穏やかな秋であってほしいものです

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# by y-tukide | 2018-09-10 13:17

大宇陀の古民家再生工事

ツキデ工務店は、これまでにも古民家の再生をいくつか手掛けてきましたが、数年前から依頼が急増し、現在工事中の現場も3棟あります。

そのうちの一つが奈良県の宇陀市大宇陀にあるのですが、この日大宇陀の現場に行ってきました。

宇陀市大宇陀は、青垣めぐる奈良盆地の東方に位置し、古代は「阿騎野(あきの)」と呼ばれ、宮廷の薬猟りの地とされたところで、柿本人麻呂が詠んだ歌「ひがしの野にかぎろいの立つ見えてかえりみれば月かたむきぬ」でも有名です。

現場は大宇陀の松山地区にあるのですが、この地区には江戸時代の街並みが残り国の「重要伝統的建築群保全地区」に指定され、工事中の建物も江戸時代後期の建物です。

メッシュシートが架けられた工事現場。

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工事前の外観

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屋根瓦をおろし、床をはがし、ほぼスケルトンの状態にしベタ基礎を打った状態。

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解体前の屋根の野地は割竹で、その上に杉皮を重ねて敷き瓦が葺かれていました。

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下がっていた柱はジャッキをかけ上げ、柱の朽ちた部分は「金輪継(かなわつぎ)」で「根継ぎ」します。

そして其々の柱が勝手に動かないように「足固め」する作業は伝統構法で改修する場合大事な作業です。

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こけている柱は、ジャッキをかけ押したり、ワイヤーをかけチェーンブロックで引いたりして「建ち起し」をします。

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「差し鴨居」という横架材は、伝統構法において耐震的に重要な部材で「コミ栓」「シャチ栓」が内部で折れるなどして開いている個所は、ワイヤーをかけチェーンブロックで引っ張りよせ、新たに「コミ栓」「シャチ栓」を入れ直し、金物で補強をしたりします。

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これは朽ちた丸太の「軒桁」を新しく取り替える仕事をしているところ。

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数本の丸太を継ぐのに「台持ち継」という「継手」で継ぎます。

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現場を見た後、久しぶりに大宇陀の街を散策しました。

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この建物は「旧細川家住宅」。

江戸末期の建物で江戸期にぎわった商家町松山地区の面影を残す建物です。

大宇陀町歴史文化館「薬の館」として公開されています。

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細川家の二代目の次女の長男が、明治15年に、藤沢家の養子となり、藤沢製薬工業(現アステラス製薬)を創設したそうで。館内には藤沢薬品コーナーがあります。

藤澤樟脳の商標となった邪気払いの神さんの「鍾馗さん」。

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また館内には薬関係の資料や薬の看板が展示されています。

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中にこんな看板が!

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# by y-tukide | 2018-09-05 07:49

綾部街道を行く

綾部(あやべ)街道は、大阪府の池田市から京都府の綾部市に至る街道で、現在の国道173号線です。私はこの街道を行くのは初めてです。

この日京都縦貫自動車道の「京丹波みずほIC」で降り、綾部街道を走りました。

旧街道沿いに建つこの地方特有の平入り「整形四間取り」の元茅葺の民家。

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のどかな田園風景が広がります。

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質志(しづし)という集落にある京都府指定天然記念物の鍾乳洞、周辺は公園になっています。

京都唯一の竪穴式鍾乳洞で垂直に近いステンレスの階段を下りていきます。総延長52.2m、洞口から最深部までの高低差は25m、洞内の気温は12℃と寒いくらい。コウモリが飛び回っていました。

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鍾乳洞のある質志から峠を越え、脇道にそれると戸津川という集落。

「日本昔話」に出てきそうな風景が。

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街道に戻り進むと大原集落に入ります。

ここに唐破風に見事な龍の彫り物がなされた「大原神社」がありました。

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社殿の前には茅葺の絵馬堂があり、そこには舞台が設けられていて浄瑠璃や農村歌舞伎が演じられていたそうです。

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大原神社の前に川が流れているのですが、川向に茅葺切妻屋根をそのまま地面に伏せた「天地根元造り」という古い建築様式の「産屋(うぶや)」がありました。

大原では出産の折、魔除けとして古い鎌を吊り、7日間ここにこもり出産し、産後3日間ここで体を休めたそうです。

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街道をさらに進み見かけた茅葺の民家。

土地の人に話を聞くとここの住人は常は町に住み、休みに帰ってこられるそうです。

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そして街道は綾部の市街地に入ります。

綾部の市街地の中を流れる「由良川」。

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京都府綾部は、古代には丹波国漢部(あやべ)郷と呼ばれ、「綾部」(あやべ)は、江戸時代初期までは、「漢部」(あやべ)と記されていた。古代には綾織りを職とする漢部(あやべ)が居住していたとことに由来する。漢部は朝鮮半島から渡来した漢氏(あやうじ)が支配した(べ)であった。―ウィキペディアより―

街中を散策すると古い街並みがちょこっと残っていました。

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ここで昼食を済ませ、以前から一度行きたいと思っていた「安国寺」に向かいました。

安国寺は開設当初は「光福寺」という名称だったそうですが、足利尊氏の時代に戦乱で亡くなった多くの戦没者の霊を慰めるために、国ごとに安国寺を建立するにあたり、光福寺を丹後国の安国寺とし、諸国安国寺の筆頭においたとのことです。

安国寺の山門。

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山門をくぐると正面に茅葺屋根の「仏殿」が。

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次に向かったのは安国寺の近くにある、10世紀半ばに建立されたと伝えられている、これも茅葺の山寺「岩王寺」。その岩王寺の山門。

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山門と同様、如意輪観音が祀られる本堂を茅葺屋根でした。

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綾部街道沿いには、茅葺屋根・元茅葺屋根の民家や寺が多数残っていました。
日本の原風景を思わせる景色が楽しめた「街道を行く」でした。

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# by y-tukide | 2018-08-27 10:19 | 街道を行く

2018年 夏休み

会社のお盆休みを挟み、1週間の夏休みをいただきました。

前半の二日間は仕事が忙しい親たちに代わり、妻と二人で孫3人を連れ涼を求めて三重県の「赤目四十八滝」へ。

赤目四十八滝は室生赤目青山国定公園内にあり、古来より山岳信仰の聖地、ここにはマイナスイオンが満ち溢れています。

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原生林の渓谷歩き、下界よりは5℃ほど低く汗もさほどかきません。

孫たちは散策よりも川遊びがお気に入り。

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昼、妻が作ってくれた弁当を河原で食べ、午後は忍者修行が体験できる「忍者の森」へ。

今年小学1年生になった孫娘は、忍者の装束に着替えここで友達になった小3のかわいい女の子と忍者ごっこ。

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ここでは手裏剣、吹き矢などの忍者の術が体験できますが、その中で大変難しいのが堀や川の水上を歩いて渡る「水ぐもの術」。

1と小6の孫が挑戦したのですが、バランスをとるのが大変難しく二人とも一瞬のうちに沈没。

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沈没しようがそこは元気な子供達、みんな楽しく泳いでいました。

この日は涼を満喫した夏の一日となりました。

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夏休み後半は、娘家族と二泊三日の南紀の旅をしました。

初日は、去年の春と夏に孫達と行ったカヌーでの古座川の川下りが忘れられず再度の挑戦です。

幸い天気も良く川の流れは穏やかで、水は澄み透明度が高く、何とも気持ちのいい川下りです。

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孫娘は3回目とあって慣れた手つきでパドルを操っていました。

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昼、前々回は古座駅前のスーパーで弁当を買い川岸で食べたのですが、今回は上陸し川沿いを走る道に建つ「ぼたん荘」という温泉宿の食堂で、料理長こだわりの和歌山県産の足赤海老のフライをいただきました。

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昼食を済ませ再出発。

古座川は巨岩や奇岩が多く、雄大で美しい景色を水面から楽しめます。

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孫娘は川下りだけでは物足りず泳ぎだしました。

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今宵の宿は、那智勝浦にある「海のホテル一の滝」という素泊まりの温泉宿。

ここの温泉は、濾過・循環の処理を一切しない源泉100%のかけ流しの湯。ぬるい湯と温かい湯の2槽があり、ぬるい湯は加温・加水なしの源泉そのもので、私好みの体温に近い湯温です。

私はこの宿を、今年の2月に「築約百年の古民家 移築工事そのー2」で来たときに地元の人の紹介で知り、その後何回か利用しています。

宿の部屋から望む、那智湾に浮かぶ弁天島に登る朝日。

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早朝、車に積んできた相棒と勝浦の街を早朝サイクル。

そして朝風呂、最高です。

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朝食を宿の近くの喫茶店で済ませ、近くの海水浴場へ。

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孫娘は、一人でも飽きもせずいつまでも海で遊んでいます。

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宿の人から今夜、隣の太地町で花火大会があると聞き、夕食後太地の町へ。

太地町は昔から捕鯨で全国的に知られる町です。人口は3500人程ですがこの日は、盆踊りなどもあり、太地漁港には地元の人をはじめ近郷の人たちでにぎわっていました。

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8時から花火が洋上を照らします。

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間近で見る花火は迫力満点。

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太地町は古式捕鯨の発祥の地として歴史と文化があります。

この日もクジラにまつわるこんな踊りが!

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今年の夏休み、盛りだくさんの内容で孫達とも楽しく過ごすことができました。

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# by y-tukide | 2018-08-17 10:23 | 夏休み