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讃岐国ぶらり一人旅 ―その2

讃岐国(香川県)を三泊四日の一人旅、先週に引き続きその二日目。
この日は、朝から雨。
予定ではこの日、現代アートの島「直島」に相棒と渡る予定だったのですが、雨の中相棒と走ることもままならず、またその日は、主だった施設が休みのところが多く、予定を変更して丸亀から船で「本島」に渡ることにしました。

高松の宿を朝早く出発し、丸亀港10:40出航までの時間を使って港近くにある「丸亀城」に行くことに。私はこの城を訪れるのは初めてです。

「丸亀城」は、標高66mの自然の岩山である「亀山」を利用し、それを取り囲むように四方に3段の石垣をめぐらした城。
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威風堂々とした「大手一の門」、大手の外門である「大手二の門」と共に国重文です。
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ここから天守へと長々と続く急坂を傘を差しながら登ります。
そして大汗をかいてようやく天守へ到着。
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丸亀城天守は、全国で最小ながらも江戸時代以前から現存する12城の木造天守の一つです。
その12城とは、北から「弘前城(青森県)」・「松本城(長野県)」・「丸岡城(福井県)」・「犬山城(愛知県)」・「彦根城(滋賀県)」・「姫路城(兵庫県)」・「松江城(島根県)」・「備中高松城(岡山県)」・「丸亀城(香川県)」・「松山城(愛媛県)」・「宇和島城(愛媛県)」・「高知城(高知県)」です。
これらの城、私は「弘前城(青森県)」以外はすべて訪れています。
そのことに挑戦にしていたわけではありませんが、我ながらよくあちこち行ったものです。
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港に戻り、いよいよ本島汽船のフェリーに乗船し「本島」に向け出港。
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そして30分程で「本島」に到着。
実は「本島」を訪れるのは二度目です。4年前の2019年暮れに妻と当時8歳の孫娘と3人で讃岐を二泊三日の旅した時に訪れています。
そしてその日が、たまたま孫娘にとって記念すべき日になったのです。
というのも、寒風が吹きすさぶその日、「本島」に渡り、国の「伝統的建物群保存地区(伝建地区)」に指定されている「笠島地区」に向かい散策しようとしたのですが、妻と孫娘があまりの寒さに悲鳴を上げ散策もほどほどに、早々に港に戻ることになりました。
結果、予定より早く港に戻ったので、帰りの船の出航時間までかなりの待ち時間。
そこで妻がその時間を有効に使おうと、まだ自転車にうまく乗れなかった8歳の孫娘の特訓を港の案内所で自転車を借りて行ったのです。
そして特訓の結果、乗れるようになり、孫娘にとって記念すべき日になったのです。
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今回「本島」を訪れたのは、前回、中途半端だった「笠島地区」散策を改めてしたかったのです。
幸い、先ほどまで降っていた雨が上がったので、港の案内所でレンタサイクルを借り向かいました。

本島は、瀬戸内国際芸術祭の会場となる島々の一つで、途中、アート作品を見かけます。
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民家のブロック塀に描かれたアート。
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これは小屋に展示された「色鉛筆アート」。
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この建物は「塩飽(しわく)勤番所跡」。
江戸時代に塩飽諸島を治めていた役所跡で、国の史跡に指定されています。
その建物の向かい側にもアート。
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型枠を組み、そこに土を何層にも突き固めた「版築(はんちく)」の建物。
作品名「善根湯×版築プロジェクト」。
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島の東側の瀬戸内には、香川県「坂出」と岡山県「児島」を結ぶ「瀬戸大橋」が望めます。
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笠島地区の入り口近くで見た、空き家の壁に描かれた「鏝絵(こてえ)」。
京都の左官職人によって描かれたものだそうです。
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そして笠島集落に入ります。
すると「本瓦葺き」の屋根に、漆喰塗の壁、「なまこ壁」それに繊細な「連子格子」の街並みが目に飛び込んできます。
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本島は周辺の潮の流れが速く、腕利きの船乗りが多く育ったことから、戦国時代には「塩飽(しわく)水軍」が活躍し、信長・秀吉・家康に重用され自治も許され、江戸時代には海運も栄えました。その塩飽水軍の拠点となったのが本島の「笠島地区」です。
江戸から明治に建てられたこれらの古民家は、「伝建地区」に指定され残されているのです。
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こんな小さな島の漁村に、これほどの質の高い建物が連なっている光景は、あまりにも意外で驚かされます。
この高く緻密な建築技術は、塩飽水軍からの船大工として培われてきた技術が、社寺や民家建築の技術として転身したものだそうです。
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笠島地区を今回はゆっくり散策し堪能。
また雨が降り出したので急ぎ港へと帰ることに。
そして港にある島でこの日唯一開いていた「Honjima Stand」というカフェで遅めの昼食をとりました。
そこでいただいたポークとチキンのカレー、これが実にうまかったです。
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その店の天井からぶら下がっていた干しダコ。
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ここでまた雨が強くなってきました。
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もう少し本島を散策したかったのですが、諦め高速船に乗り丸亀港へと帰路につくことにしました。
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# by y-tukide | 2023-08-21 09:00 |

讃岐国ぶらり一人旅 ―その1

讃岐国(香川県)を3泊4日で一人旅をしました。
早朝5時に自宅を出、淡路島を縦断し、いよいよ大鳴門橋を渡り四国へと渡ります。
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一人旅といっても今回、新しい相棒と一緒です。その新しい相棒とは、折りたたみ式の電動アシスト自転車です。
近ごろ初代相棒と出掛ける際、比較的長い距離を走る場合や登り坂がかなりきつくなり、悲しいかな、寄る年波には勝てないものかと感じる様になりました。
そこで初代相棒と同様に小さく折り畳めて車載や輪行が容易な、軽量の電動アシスト自転車がないものかと探し「ベルモ ペガサス」という「e-バイク」を見つけました。
このペガサス、カーボンフレームで重量は14.8kg、9段変速でアシストは5モード、シートポストにバッテリーが仕込まれていて電動自転車に見えないデザインです。
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重さが14.8kgと電動アシスト自転車としては軽量ですが、初代相棒の8kgに比べると電車やバスに輪行の際はちょっと難がありますが、そのあたりはうまく使い分けし2台の相棒と今後はお付き合いねがいたいと思っています。

さて讃岐国に入り最初に向かったのは、香川県の東端に位置する「東かがわ市」にある古くて小さな町「引田(ひけた)」。
引田は古くから鳴門海峡を渡るときの潮待ちや風待ちの湊として栄えた港町です。
江戸時代には、特産の砂糖や塩を中心に、瀬戸内海の近港はもちろん、大阪、江戸、石見国(島根県)、越後国(新潟県)、出羽国(山形県)など日本海沿岸にも運んでいたそうです。
江戸時代の終わりころには店が100軒ほどあり、廻船業や漁業だけでなく商業も発展していました。今もその面影が町並みに残っています。
私は、この街には9年前にも訪れています。

この「旧佐野家住宅」。
江戸時代から「井筒屋」の屋号で醤油と酒造りを行ってきた商家です。
旧引田町が買い取り観光の拠点として再生されました。
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「井筒屋」の駐車場に車を置き、相棒を下ろし街を散策することに。
この「かめびし」という屋号の老舗醤油屋。「本瓦葺き」の屋根、壁は赤く塗られ、
「なまこ壁」が特徴な建物です。
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日本全国でもここだけとなったムシロに麹を仕込む、ムシロ麹製法が行われ、創業以来のこだわりの醤油造りを守っています。
ここで、ゆず入りの「ポン酢しょうゆ」を土産に購入。
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「引田」の街並み。
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とにかく重厚な造りの商家や蔵が多く、当時の繁栄の様子が伺えます。
国の「伝統的建造物群保存地区」に指定されてもいい街並みが残っています。
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「日下家住宅」。
日下家は、江戸時代を通じて代々引田村の大庄屋を務めた家です。
格式のある長屋門や主屋、蔵が残っていて、国の登録有形文化財に指定されています。
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「引田焼」の看板が架かったこの町家。
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中に入ると数々の焼き物が置かれています。
ここのご主人は八十数歳、40歳の頃に陶芸に出会い、その後ほぼ独学で陶芸を続け、2008年には「連」という作品が「日展」に初入選したそうです。
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熱く語るご主人と奥さん、そしてたまたまおられた隣の元醤油屋の奥さんとで記念撮影。
ご主人からは、もっと「引田」のことを宣伝してくれと頼まれました。
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その後も話が弾み、たまたまおられた隣の元醤油屋の奥さんの築120年の建物を見学させていただくことに。
店に入ると「帳場」が当時のままに残されていたのにはびっくり。
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昼は「井筒屋」の食事処で「引田ぶり漬け丼」をいただきました。
引田は、日本で初めてハマチ、ブリの養殖に成功したところでもあります。
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日本一といえばもう一つ、東かがわ市は日本一の手袋の生産量を誇る町でもあります。
明治のころ隣町の白鳥出身の方が、大阪でその技術を取得しこの地にその技術を持ち帰り手袋産業を広めたそうです。
街中に元手袋工場とし使われていた倉庫を利用し、手袋の展示販売や手袋をアートにした「手袋ギャラリー」があります。
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港のほうに行くとどなたが描いたのか防波堤に絵が描かれていました。
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趣のある建物の前に建つミスマッチな旅館の看板。
この辺りには昔、遊郭があったそうです。
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真夏の炎天下、相棒と街を散策し汗だく。
食事の時に見つけた「井筒屋」の中庭に設けられた店でかき氷をいただくことに。
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このかき氷は、今や一般的なガリガリの氷ではなく、昔ながらのフワフワの氷で、讃岐名物「和三盆」を氷に数層に分けてふりかけます。
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そして最後に、粉白蜜か粉黒蜜をかけるのですが、この間親しく話をかわすようになったご主人が、サービスしてくれ両方をかけてくれました。この高級かき氷がなんと500円の安さ。
口に入れるとフワフワの氷がさっと溶け、甘さもさすが和三盆上品で、一気に食べきり汗も一気に引き、生き返りました。
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讃岐初日の「引田」の街散策、街と街を愛する人達と触れ合えた一日となりました。
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# by y-tukide | 2023-08-14 09:00 |

2023年 三室戸寺のハス

自宅から車で十数分の所にある宇治の「三室戸寺」は、平安時代創建の古刹で西国三十三所観音霊場十番札所です。

また三室戸寺は「アジサイ寺」としても有名です。梅雨の時期、山裾に広がる5千坪の境内に50種1万本のアジサイが咲き誇ります。

そして、アジサイの後の夏の時期には、本堂前の250鉢には色とりどりのハスが咲き、8月上旬ごろまで楽しむことができます。


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# by y-tukide | 2023-08-07 09:00

2023年夏 赤目四十八滝

「赤目四十八滝」は、三重県名張市赤目町に流れる「滝川」の渓谷に連なる数々の滝の総称です。
室生赤目青山国定公園内にあり、古来より山岳信仰の聖地であり、奈良時代には修験道の開祖である「役行者(えんのぎょうじゃ)」の修行場ともなったそうです。
私は、ここには幾度となく訪れています。
この日も5年ぶりに涼を求め、渓谷沿いの3kmほどのトレッキングコースを
カメラをぶら下げ歩きました。

渓谷を入ってすぐに表れる「不動滝」。
不動明王にちなんで名付けられたもので「滝参り」とは、この滝を参ることを意味し、明治の中ごろまでは、ここから奥の渓谷には入れない聖域だったそうです。
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ここには、マイナスイオンが満ち溢れています。
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高さ15mの千手滝。
岩を伝って千手のように落水するところから、千手観音にちなんで名付けられたともいわれています。
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うっそうとした原生林の中、結構アップダウンもある渓谷沿いの道を行くのですが、気温は下界より5度ほど低く、さほど苦になりません。
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渓谷を進んで行くと、四十八滝の名のとおりいろんな滝に出会えます。
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そしてこの滝は、「雨降り滝」。
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原生林の渓谷沿いの山肌には、シダが茂り苔がむすのですが、そんな中唯一紫色の小さな可憐な花を見つけました。
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# by y-tukide | 2023-07-31 09:00 | 夏休み

伊賀街道を行く 平木から津城へ

「伊賀街道」は、「伊賀国」と「伊勢国」を結ぶ街道です。三重県の「伊賀上野」から「長野峠」を越え「津」に至る全長約12里(約50km)の街道で、現在の国道163号線に沿うように走ります。
現在も残る伊賀街道は、江戸時代に藤堂高虎が伊勢・伊賀の二国の大名として取立てられた時、津の「津城」を本城に、そして伊賀上野の「伊賀上野城」を支城としたため、この二つの拠点を結ぶために重要な官道として整備されたものです。
また、大和・山城方面と伊勢神宮を結ぶ参宮の道として役割を担った街道でもあります。
今も街道沿いには、あちこちにかつての面影が残っています。

これまでに私は、5年前の2018年の晩秋に相棒と伊賀上野から長野峠の手前の「平松宿」まで行きました。
この日は、引き続き長野峠を越えた津市美里町「平木」から「津城」へと街道を行くことに。
出発点である長野峠を下った街道の山腹にある小さな平木集落。
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結構急な山の斜面に民家と棚田が張り付き、日本の山村の原風景ともいえる景色が広がります。
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夏の青空を背景に山と棚田の緑が生えます。
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集落の麓を走る伊賀街道には、当時の伊賀街道の道中に設置された常夜灯の中でも最も大きいものの一つである「三船の常夜灯」が建てられていたそうです。
ただ街道の拡張工事が行われた時、平木集落の中の「牛頭天王社」のそばに移築されました。
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「三船」という名は、街道と並行して流れる清流「三船川」の名に由来しているとか。
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「三船川」が「長野川」と名を改めたあたりの谷筋から街道は、長野峠越えの宿である「長野宿」に入ります。
津方面から長野宿に入る入り口に建つ案内板。
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今も宿場の面影が残る趣がある長野宿の街並み。
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宿の山側周辺には、棚田があるのですが、休耕田が多く見受けられます。
この田も水がはられただけの休耕田でしたが、水面に背後の緑が映し出され、思わずシャッタを切りました。
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長野宿を後に川沿いに街道を下っていくと視界が開け、稲田の緑がまぶしい田園風景が広がります。
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そしてさらに進むと小さな集落に入ります。
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その集落内の街道沿いに建つ美しい蔵。
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さらに進むと平地が広がり、街道は家々が建ち並ぶ住宅地に入ります。
その住宅地内に建つこれも美しい蔵。
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この蔵の窓の上には「鏝絵(こてえ)」が描かれていました。
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この辺りで街道は、住宅の間を縫うように走り、国道163号線と交わる手前に道標が建ちます。
道標には、「右さんぐう道 左津道」と彫られていました。
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この辺りで時刻は昼前、こちら方面に来たら必ずいただく私の好きな味噌だれの焼き鳥肉。
グーグルマップで店を探し、寄り道して行くことに。
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昼食後、街道に戻り「津城」へと再出発。
津の市街地に近づくと街道は、「安濃川」沿いを走ります。
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安濃川に架かる橋から眺めているとサギが何かをじっと狙っていました。
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津市の中心部に入り、街道沿いで見かけたこの建物、国指定史跡の「谷川士清(たにがわことすが)」旧宅。
谷川士清は、江戸時代中期の国学者で日本書紀の解説書や日本初の国語辞典を著した方だそうです。
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そしてようやく藤堂高虎の本城である「津城」に到着。
今は、石垣と堀の一部が残るだけです。
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夏本番の暑い日でしたが、いい汗をかいた「伊賀街道を行く」でした。
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# by y-tukide | 2023-07-24 09:00 | 街道を行く