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建物探訪「修学院離宮・大徳寺・千本銘木」

「いい建物を見、目を肥やし、学ぼう!」と呼びかけで始めたツキデ工務店の社員有志による建物探訪、今回で8回目です。

今回は、修学院離宮・大徳寺そして京都の千本通りにある銘木店を見る企画で、師走であわただしい中10名の社員が参加しました。

朝7時半に事務所に集合し車3台に便乗し出発、まずは修学院離宮に向かいました。

この日、修学院離宮はうっすら雪景色。私はここを訪れるは2回目です。

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修学院離宮は、後水尾上皇の雄大な構想による理想の山荘です。桂離宮とともに江戸時代初期を代表する山荘と称されています。比叡山の麓、東山連峰の自然景観を取り入れた開放的で簡素な造形が見ものです。

修学院離宮は、上(かみ)・中(なか)・下(しも)の三つの離宮(御茶屋)からなり、その三つが田園の中を通る道でつながっています。

まずは案内人の方について御幸門(みゆきもん)を通り、竹の「木賊(とくさ)張り」の袖塀を左右にしつらえた簡素な中門をくぐり下離宮へ。

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中門をくぐると下離宮の中庭に通じ、池を配した広々とした空間が広がります。

後水尾上皇行幸の際、生活の場であった数寄屋風の「寿月観」。

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次に下離宮の東門を抜けて中離宮に向かいます。

東門を出ると視界が広がります。天気が良ければ比叡山を中心に東山、北山の山々が望めるのですが今日はあいにくの天気。

とはいえ雪の修学院離宮の景色を見られるのもめったにない機会です。

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下離宮から中、上離宮につながるそれぞれの道は、一直線に伸びる低く抑えられた松の並木道です。これらの道は説明によると明治天皇が行幸の際に、馬車が通れるように付け替えられたものだそうです。

後水尾上皇は、山荘造営にあたって、山荘に供する区域を最小限にとどめ、他は耕作地として残し、山荘周辺で耕作する民の姿をそのままに自然景観に取り入れることを理想とされ、田んぼの中の畦道を行き来されていたそうです。

そういう意味では今の松並木はちょっと残念です。

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中離宮は、後水尾上皇の娘である朱宮光子(あけのみやてるこ)内親王のために造営されたものです。そこには最初に建てられた建物「楽只軒(らくしけん)」と「客殿」があります。

楽只軒は、南側の庭に面した簡素な造りです。南側に広縁を設け、深い軒が雨や強い日差しを避けるように工夫されています。この日は天気が悪いので一部の雨戸しか開けられていませんでした。

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それに対し客殿は、入母屋造りの「栃葺」で高さがある堂々とした宮殿建築です。

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十二畳の「一の間」の北側に設けられた一間の床の間と一間半の飾り棚。飾り棚には五枚の違い棚が配され、あたかも霞がたなびく様に似ているここから「霞棚」と呼ばれています。壁の腰張りと襖に金と群青色の菱形のつなぎ文様があしらわれ、女性的で華やかな雰囲気が漂います。

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そして最後に丘陵に造営された上離宮へ。

上離宮は、谷川をせき止めて造った池を中心に造られています。

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そして最も高いところに展望のために建てられた「隣雲亭」。

ここからは、北山、西山、京都市内が一望できます。余分な装飾が一切ないきわめて簡素に仕上げられた景観展望のためのみの建物です。

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西側と南側に深い「土庇」をめぐらし、その下は「三和土(たたき)」の土間で、そこに「一二三石(ひふみいし)」と呼ばれる赤と黒の小さな鴨川石が埋められています。

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三つの島が浮かぶ「浴龍池」。

右手に「土橋」が、左手に「舟屋」湖面に映ります。

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9時から1時間20分と決められた中での見学、あわただしく終え、次に「大徳寺」へと向かいました。大徳寺では「黄梅院」と「興臨院」を見学、撮影は禁止。

ここでは数寄屋の建物、禅宗の教えを表現した庭などを見学。

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その後昼食をとり、最後の見学地である「千本銘木商会」さんへ。

千本銘木商会は、江戸時代から300年近く続く「酢屋」という屋号の材木屋さんです。現在、銘木販売やオリジナル家具作りなども行っておられます。

幕末には、坂本竜馬をはじめ海援隊隊員をかくまったことで知られる歴史あるお店です。

ここでは北山丸太などの「銘木」や貴重な屋久杉などを見せていただき、常務さんから興味深い話を伺うことができました。

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今回も盛りだくさんの「建物探訪」の企画でした。

次回も楽しみです。

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by y-tukide | 2017-12-19 09:57 | 建物探訪